情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

　『渋沢栄一とアルベール・カーン : 日仏実業家交流の軌跡 : 企画展』　【渋沢史料館，2010】

栄一関連文献 文献解題 渋沢史料館

書誌事項

渋沢栄一とアルベール・カーン : 日仏実業家交流の軌跡 : 企画展 = Shibusawa Eiichi and Albert Kahn : exchange of two bushinessmen of Japan and France : the exhibition
　東京 : 渋沢栄一記念財団渋沢史料館, 2010.03
　95p ; 30cm
　注記: 展覧会カタログ ; 会期・会場: 2010年3月20日-5月5日:渋沢史料館 ; 主催: 財団法人渋沢栄一記念財団渋沢史料館, フランス・オー＝ド＝セーヌ県立アルベール・カーン博物館 ; 後援: フランス大使館, 財団法人日仏会館 ; 英文併記

解題

　フランスの銀行家アルベール・カーン（Albert Kahn, 1860-1940）と渋沢栄一（しぶさわ・えいいち、1840-1931）の交流をテーマに開催された渋沢史料館の展示図録。実業家として成功したカーンは平和構築のため各国の学者を支援し、世界周遊奨学金制度を設けた。また自ら世界中を旅行する中でカメラマンを育成・派遣し、60ヶ国におよぶ人々の生活や風俗、建物、自然などを写真や映像で記録する地球映像資料館計画に尽力。3回の来日では渋沢栄一始め実業家や政治家、皇族とも交流した。図録は栄一とカーンの交流、二人が生きた時代、そしてカーン海外旅行財団をとりあげた3章からなり、渋沢史料館とアルベール・カーン博物館の所蔵品をカラー写真で紹介している。関係する論考4本付。写真キャプション含め全文に英文が併記されている。

目次

項目ページ
凡例表紙裏
ごあいさつ3
開催にあたって / 渋沢雅英, パトリック・ドヴェジャン, ジル・ボー=ベルティエ4
目次7
年表8
論考
　　アルベール・カーン : 平和主義者にして、日本の友、人類の友であったフランスの銀行家 / ジル・ボー=ベルティエ10
　　地球映像資料館 / セルジュ・フシャール16
渋沢栄一とアルベール・カーン in 186722
第1章 渋沢栄一とアルベール・カーンの交流24
　　1節 カーンの来日 : 1897年・はじめての出合い25
　　2節 栄一の渡仏 : 1902年・カーンとの再会27
　　3節 カーンの来日 : 1908年・つづく二人の絆29
　　撮影者たち I32
第2章 アルベール・カーンと渋沢栄一が生きた時代38
　　1節 カーンが記録した世界39
　　撮影者たち II56
　　2節 カーンが見た近代日本58
　　撮影者たち III60
　　3節 ポートレートから見える華麗なるカーンの交友録68
　　コラム　地球映像資料館の中の日本 / セルジュ・フシャール71
第3章 カーン海外旅行財団72
　　1節 日本におけるカーン海外旅行財団の設立73
　　2節 カーンの支援を受けた、日本の若き学者たち74
渋沢栄一とアルベール・カーンからのメッセージ76
フランス・オー=ド=セーヌ県立アルベール・カーン博物館80
論考
　　アルベール・カーン、1908年の来日を同行カメラマンの記録から辿る / 川上恵81
　　1900年パリ万国博覧会参加と実業界 / 関根仁89
謝辞95
参考文献95
開催情報巻末

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

参考リンク