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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 渋沢史料館・企画展「私ヲ去リ、公ニ就ク ―渋沢栄一と銀行業―」関連シンポジウム(2015年10月26日、11月21日、11月27日)

 渋沢史料館・企画展「私ヲ去リ、公ニ就ク ―渋沢栄一と銀行業―」関連の催しとして、長岡では10月26日(月)に、東京では11月21日(土)と27日(金)にシンポジウムが予定されています。

第1回 長岡地域の先人に学ぶ地方創生のありかた
*このシンポジウムは終了いたしました。
主催 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団
後援 : 株式会社みずほフィナンシャルグループ
日時 : 2015年10月26日(月) 18:30〜21:00
会場 : アオーレ長岡 市民交流ホールA(新潟県長岡市大手通1-4-10)  >> アクセス
定員 : 200名
*要事前申込(先着順)、参加費無料
 明治6年(1873)に第一国立銀行が創設されてからわずか5年後の明治11年(1878)に、新潟県長岡市に第六十九銀行が設立されました。渋沢の指導を受けた旧長岡藩士三島億二郎、実業家の岸宇吉らが、士族階級を救済するための金禄公債を資本として同銀行を設立、さらに北越鉄道を敷設し、石油業などの産業を興しました。企業家精神のある人材と旧世代の資産を、長岡の近代化と工業化に活用することができたのです。この事例を参考にし、今日の地方創生について、研究者と実務家が議論します。

第2回 企業の原点を探る ― 渋沢栄一第一国立銀行
*「第2回 企業の原点を探る ― 渋沢栄一第一国立銀行」(11/21)は定員に達したため、申込の受付を終了いたしました。(2015.11.17)
主催 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団
後援 : 株式会社みずほフィナンシャルグループ
日時 : 2015年11月21日(土) 13:30〜16:30(開場13:00)
会場 : 北区飛鳥山博物館講堂(東京都北区王子1-1-3)  >> アクセス
定員 : 90名
*要事前申込(先着順)、参加費無料
 渋沢栄一は、明治6年(1873)自らが作成した「国立銀行条例」に基づき、第一国立銀行を設立し、江戸時代の多様な地域通貨(金、銀、銅や藩札)を統一し、近代国家にふさわしい貨幣制度(円)の確立に尽力しました。本シンポジウムでは、近世から近代への貨幣・金融制度の移り変わりを、カネ(貨幣)とヒト(銀行員)に焦点を当て説明し、渋沢栄一が果たした役割を明らかにします。また日本が手本とした米国のナショナルバンクなど米国銀行史と比較し、第一国立銀行の特色を論じます。

第3回 今、金融に期待すること―渋沢栄一の精神を生かして
*このシンポジウムは終了いたしました。
主催 : 公益財団法人渋沢栄一記念財団
後援 : 株式会社みずほフィナンシャルグループ
日時 : 2015年11月27日(金) 18:30〜21:00(開場18:00)
会場 : 日経カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル6F)  >> アクセス
定員 : 170名
*要事前申込(先着順)、参加費無料
 明治から昭和時代にかけて経済界で活躍し、500社にのぼる企業の設立・育成に携わった渋沢栄一の活動の中心は、銀行業でした。明治6年(1873)第一国立銀行創設時に総監役、明治8年(1875)頭取に就任して以来、大正5年(1916)まで40年以上同銀行の経営に直接関与し続けました。加えて、全国各地に国立銀行制度を普及させ、択善会(後、東京銀行集会所)を創設し、銀行業界を作り上げ、日本の近代化に大きな役割を果たしました。本シンポジウムでは、近代日本に銀行業を導入した渋沢栄一の精神に学び、今日の金融、とくに銀行が、グローカル(グローバルかつローカル)重視の社会の将来を見据えて、どのような役割を果たせばよいのかを考えます。

 各回のパネリストや申込方法など、詳しくはリンク先をご覧下さい。

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