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 多田顕「渋沢栄一の『論語講義』について」(『経済研究』第4-6集連載) 【大東文化大学,1982-1984】

書誌事項

渋沢栄一の『論語講義』について. 序説 : かれの経済思想解明のために / 多田顕
 [東京 : 大東文化大学], 1982.03
 p39-55 ; 21cm (大東文化大学大学院経済学研究科『経済研究』第4集抜刷)

渋沢栄一の『論語講義』について. その2 : かれの経済思想解明のために / 多田顕
 [東京 : 大東文化大学], 1983.03
 p133-154 ; 21cm (大東文化大学大学経済研究 第5集抜刷)

渋沢栄一の『論語講義』について. その3 : かれの経済思想解明のために / 多田顕
 [東京 : 大東文化大学], 1984.03
 p67-95 ; 21cm (「経済研究」第6集抜刷)

解題

 渋沢栄一(1840-1931)の講義録『論語講義』について、栄一の『実験論語処世談』と比較した論考。著者は経済学者多田顕(ただ・あきら、1915-2007?)で、大東文化大学大学院経済学研究科の『経済研究』第4〜6集に連載された。初回は序説として、栄一の『実験論語処世談』および『論語講義』と、江戸時代の儒学者亀井南冥(かめい・なんめい、1743-1814)の論語解釈との関係を述べる。第2回では『実験論語処世談』と『論語講義』を比較対照し、栄一が特に力をいれて説いたといわれる論語「学而第一」第1章と「雍也第六」終章とを論じる。第3回では『実験論語処世談』にまとめられなかった「顔淵第十二」第9章以降について論じている。

目次(本文より採録

項目ページ掲載号(出版年)
序説第4集(1982)
はしがき39
一 渋沢の『論語講義』と南冥の『論語語由』42
二 『論語講義』の総説48
その二第5集(1983)
はしがき133
第一 『実験論語』と『論語講義』との関連について134
第二 『学而第一』の第一章について138
第三 雍也第六 最終章「博施於民」について : 渋沢と素行145
第四 附論 孔子と子貢149
その三第6集(1984)
第一節 「続実験論語処世談」と「論語講義」68
  〔1〕 顔淵第十二 第九章について70
  〔2〕 顔淵第十三[十二] 第十一章について72
  〔3〕 顔淵第十二 第二十二章について74
  〔4〕 子路第十三 第六章について76
  〔5〕 子路第十三 第九章について77
  〔6〕 憲問第十四 第十七・第十八章について78
  〔7〕 憲問第十四 第三十七章について81
  〔8〕 衛霊公第十五 第九章について82
第二節 拾遺85
  〔1〕 衛霊公第十五 第二十三章について85
  〔2〕 公冶長第五 第十二章87
  〔3〕 為政第二 第二十一章について88
  〔4〕 陽貨第十七 第二十五章について89
第三節 結び91

書影(序説)

渋沢栄一の『論語講義』について. 序説

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books 1,2/ Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus 1,2/ Googleブックス 1,2

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