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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『長岡商工人百年の軌跡 : 不死鳥のまちを支えた商工人名録』 【長岡商工会議所, 2011】

団体名

長岡商工会議所 [Nagaoka Shoko Kaigisho]
[The Nagaoka Chamber of Commerce & Industry]

書誌事項

長岡商工人百年の軌跡 : 不死鳥のまちを支えた商工人名録 / 100周年誌執筆企画委員会編
 長岡 : 長岡商工会議所, 2011.09
 555p, 図版2枚 ; 31cm
 注記: Title in romaji: Nagaoka shokojin hyaku-nen no kiseki : fushicho no machi o sasaeta shoko jinmeiroku ; 印刷: 北越印刷 ; 渋沢栄一の肖像あり ; 横組み

書影

長岡商工人百年の軌跡

会社沿革と社史メモ

 越後国の中心に位置し古来から商工業の発達した長岡は、戊辰戦争により焦土と化す。長岡の商工人は藩士らと協同して復興を計り、諸産業を勃興させた。1905年(明治38)には長岡商業会議所が設立され、産業開発と地域振興に大きな役割を果たす。1927年(昭和2)の法改正により長岡商工会議所と改称。第二次大戦で長岡は再び戦火に見舞われるが、市政や商工会議所活動等に参加する市民の力により戦後復興を果たす。2004年(平成16)に発生した新潟県中越地震においても、商工会議所は復興の主導的役割を担い、翌年100周年を迎える。
 本書は長岡商工会議所創立100周年記念誌としてまとめられた、長岡商工人の奮闘の軌跡。本文6章と資料編からなり、執筆は長岡郷土史研究会の有志。第1章は古代から現代までの長岡商工人らの足跡を描いたもので、本書の約半分を占める。各節の末尾には各時代に活躍した人物の情報を写真付で掲載。第2章は各時代に行われた商工会の40近いプロジェクトについて、概要を項目ごとに紹介。会議所を支えた歴代専務理事についても業績をまとめている。第3章は金物卸業から酒造業まで営々と継続している長岡の産業25を取り上げ、各業界代表者の証言を写真と共に記録したもの。第4章は先駆的でユニークな活動を展開した長岡商工人24人を取り上げ、その事績を写真付で紹介している。第5章は現在活躍中で長岡に縁のある23人へのインタビュー。第6章は歴代会頭・副会頭40名の人物像と、現職役員・議員の紹介。資料編には設立経緯などの資料の他、2009年(平成21)の渋沢栄一らをとりあげたシンポジウム「長岡と近代日本社会のリーダーたち」の記録も11ページにわたり収載されている。

目次等へのリンク(渋沢社史データベース)

目次 / 年表 / 基本情報(書誌事項など)

目次(大項目のみ)

項目ページ
長岡商工会議所屋舎の移り変わり巻頭
「長岡商工人 百年の軌跡」発刊のご挨拶 / 長岡商工会議所会頭 丸山智巻頭
「長岡商工人 百年の軌跡」発刊に際して / 長岡商工会議所顧問 第12代会頭 田村巌巻頭
“疾風に勁草を知る”長岡の風土 / 記念誌編集委員会委員長 山田修巻頭
監修に当たって / 執筆企画委員会委員長 内山弘巻頭
凡例巻頭
目次巻頭
第1章 長岡商工人100年のあゆみ5
第2章 プロジェクトチーム285
第3章 100年を迎えた各種業界の証言 / 脇屋雄介321
第4章 長岡商工人ユニーク人物誌 / 内山弘373
第5章 時のひと / 渡辺千雅399
第6章 歴代会頭・副会頭 / 松本和明451
現在の役員・議員の紹介 / 長岡商工会議所477
資料編 / 松本和明495
委員会名簿 / 長岡商工会議所554
あとがき555
*執筆者が姓のみの箇所は「あとがき」から名前を補った。

外部機関の所蔵データほか

CiNii Books / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

関連エントリー

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。