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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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　AAS 2017年次大会出展報告：デジタル版『伝記資料』紹介

栄一情報 センターニュース

　渋沢栄一記念財団は、カナダ・トロントで開催されたAAS（アジア学会：Association for Asian Studies）2017年次大会（大会：3月16〜19日／展示会：17〜19日）における展示ブースに出展し、デジタル版『渋沢栄一伝記資料』の紹介を行いました。AASは北米を拠点とするアジア研究の学術団体です。2017年次大会は、各国の研究者を中心に、約3,300名の参加来場者がありました。
　デジタル版『渋沢栄一伝記資料』は、渋沢栄一（1840-1931）というひとりの人物に焦点をあてたほぼ日本語のみのデジタルリソースであり、未だインターネット上で周知されているとはいえません。しかし、渋沢栄一が生きた近代日本に関する様々な分野の資料を収載した資料集として、一般に活用が期待できる情報資源でもあります。今回のブース出展では、デジタル版を解説したポスター掲示およびチラシ配布のほかに、デジタル版の元である『渋沢栄一伝記資料』原本書籍と、実際にPCを使用したデモンストレーション展示を行い、研究者や図書館司書を中心に、多くの方々にブースにお越しいただきました。
　インターネット上では実感することが難しい生の反応を直接得られたことは、今回の出展における一番の成果です。来訪者の感想から、思わぬ分野や方面からのデジタル版『渋沢栄一伝記資料』利活用の可能性や、個別のコンテンツではなく財団全体が発信する総合的な情報へ興味を抱く方も少なくないことを認識しました。初めてのブース出展ということで手探りの部分もありましたが、非常に有意義なものとなりました。
　今後も、渋沢栄一を始めとする情報資源をご活用いただけるよう、幅広く広報にも取り組んでいきたいと考えております。デジタル版『渋沢栄一伝記資料』をはじめ、当財団の活動に対して、ご意見・ご感想をお寄せいただければ幸いです。

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