情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『青淵』第824号(2017.11)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第824号(2017.11)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
  • 「晩香盧(ばんこうろ)」は、本年落成から一〇〇年を迎えます。
    • 滝野川警察署落成祝賀園遊会昭和2年11月)(渋沢史料館所蔵) [写真]
    • 渋沢栄一訓言集』より
      ○ 常識とは事に当たりて、矯激(きょうげき)に馳せず、頑固に陥(おちい)らず、よく是非善悪を見分け、利害損失を識別し、言語、挙動すべて中庸に適(かな)う者がそれである。これを学理的に解釈すれば、智識、情愛、意志の三者が、おのおの権衡(けんこう)を保ち、平等に発達したるものを言うのである。
      ○ 祖父の勤倹貨殖が、かえってその孫の放蕩(ほうとう)を助けて、その家産を蕩尽(とうじん)したる例は、世間に少なからぬのである。ゆえに人は、物質文明を進めると同時に、人格の修養を怠ってはならない。
      ○ 修養は勤勉、力行を主とし、完全なる智徳を得るの謂(い)である。すなわち智的方面に力を注ぐとともに精神の発達を努めねばならない。而(しこう)して修養は、単に自分一個のためのみでなく、一邑一郷、大にしては国家の興隆に貢献するものでなければならない。
  • 青淵忌 : 渋沢栄一の命日特別企画 [案内] …… 巻頭
  • 現代の渋沢栄一たち : 経営者インタビューシリーズ. 24 : 「『信』がなければ、商売をやる意味がない。渋沢翁と清水建設に通ずる考えです。」 / 宮本洋一, 守屋淳 …… p.4-9
  • 彼方への歩み (第三四回(二〇一七年度)渋沢・クローデル賞 本賞受賞) / 渡辺優 …… p.26-29
  • 備前堀事件についての一考察 : 知略家尾高惇忠の一手 : 後ろ盾渋沢栄一の動き / 松本彰平 …… p.33-37
  • 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図 〔91〕 社会福祉A …… p.42
  • 【「せいえんひろば」 財団トピックス】 「渋沢栄一渡仏一五〇年 渋沢栄一パリ万国博覧会に行く」〔第二期〕オープニング記念トークショーを開催/「渋沢栄一マイスター認定書」授与式を実施 …… p.43
  • 【渋沢財団 情報資源センターだより】 No.414 EAJRS (日本資料専門家欧州協会) 2017年次大会参加記 …… p.47-46
  • 【史料館の窓】 非常食の備蓄について …… p.48