情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『青淵』第833号(2018.08)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第833号(2018.08)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
    • かなしきもの   栄一
      月に日にすゝみゆくての道をしげみ
         踏みまよふ人の多くもあるかな   (明治三七年)
    • 三越石垣会にて(大正12年8月3日)(『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
    • 渋沢栄一訓言集』より
      ○ 人びと各自よく働き、よく治めて、生活を営(いとな)むは、ひとりその人の幸福なるのみならず、またこれ社会の幸福である。かくてこそ社会の平和が、安全に保たれるのである。
      ○ 人びと各々独立自営の心を持し、かりにも依頼心を起こしてはならない。されどこの社会を顧みずして、独立が孤立となり、恩をも忘れ、知人をも顧みず、ただ自己本位のみで世を渡らんとするごときは、大いに戒むべきことである。
      ○ 欧米諸国を視るに、一方に巨万の富を擁(よう)する富豪が輩出すれば、他方には身外無一物の貧困者を出すというありさまにて、貧富の懸隔(けんかく)甚だしく、その結果、貧民と富豪、労働者と資本主との間柄が、おのずから円滑を欠き、反目衝突(しょうとつ)の極、ついに社会の秩序を乱し、国家の安寧を害するに至った例は、往々見るところである。わが国は、古来風習おのずから欧米と異なりて、いまだこれらの悪弊を助長するに至らぬが、早晩まぬがれぬことであるから、心ある者は、これを未発に防ぐ用心が肝要である。
  • 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図〔100〕キリスト教 …… p.25
  • 公文書にみる秋蚕事件 (上) / 町田尚夫 …… p.32-37
  • 【「せいえんひろば」財団トピックス】渋沢史料館ワークショップ「青淵文庫の文様を探そう!」を開催/第二一七回会員総会を開催/イベントガイド 渋沢平九郎没後150年追悼イベントのご案内 …… p.41-42
  • 【渋沢財団 情報資源センターだより】 No.420 新任の挨拶に代えて …… p.47-46
  • 【史料館の窓】 書生さんの色紙 …… p.48
  • 第17回渋沢栄一賞 募集 …… 裏表紙