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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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『京都織物株式会社全史』 【京都織物株式会社全史刊行会, 1969】

会社名/沿革

  • 京都織物株式会社 [Kyoto Orimono Kabushiki Kaisha]

 京都府の勧業事業であった織殿(おりどの)の民間への払い下げを受け、京都織物会社として1887(明治20)年に創立。1893(明治26)年の商法の施行後、京都織物株式会社となる。1944(昭和19)年、京織工業株式会社に改称。1945(昭和20)年、再び京都織物株式会社に社名を戻した。1968(昭和43)年、経営難により解散。

社史メモ

 会社の解散を決議後、同社の歴史を後世に残しておくことを目的として制作された社史。明治篇、大正篇、昭和篇の3部構成で創業から解散までの変遷をまとめている。特に戦後の経営難から解散に至る経緯について詳しい。また元従業員や関係者の回顧を多く取り入れている。

栄一メモ

 栄一は、発起人の一人として会社の創立に関わる。創立当初は相談役、1891(明治24)年には委員長、のち取締役会長となる。1904(明治37)に取締役を辞任したのちも、会社からの要請により1909(明治42)年まで相談役として留まった。

  • 明治篇 第二章 創立の機運熟す(p9-15)
  • 明治篇 第三章 織殿での呱々の声(p16-19)
  • 「承認された「京織」の創立願書」[写真](p16-17)
  • 明治篇 第四章 鴨東に社旗飜える(p20-27)
  • 明治篇 第五章 最初の試練(p28-32)
  • 「渋沢栄一」[写真](p32)
  • 明治篇 第六章 都繻子売り出す(p33-37)
  • 明治篇 第七章 苦難を越えて(p38-41)

書誌事項など

京都織物株式会社全史 / 千代間寛編著
 京都 : 京都織物株式会社全史刊行会 : 1969.04
 189p, 図版8枚 ; 26cm
 注記 : 印刷所: 栄光社印刷所 ; 非売品 ; 縦組み

京都織物株式会社全史

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