情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『青淵』第909号(2024.12)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第909号(2024.12)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 見つけよう、「渋沢栄一」。渋沢栄一デジタルアーカイブ [情報資源センター広告] …… 表紙裏
  • 新規書籍 渋沢栄一と「フィランソロピー」4. 官民を超えた渋沢栄一の福祉実践 : 欧米からの知と前近代からの継承 [広告] …… 巻頭
  • 【渋沢栄一のことば】 …… p.2
    • ガス料金問題調停記者会見 総理大臣官邸 (昭和4年8月9日) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ 昨日まで同志として助け合った者が、今日仇敵となり、互いに攻撃するというは、真に小人のきわみである。
      ○ 天の覆う所、地の載する所、国が異なるからとて、道徳に差別あるわけはない。しかるに国際に区画を設けるというは、すなわち人欲の私である。天帝から見たならば、これを利己主義の極みと言うであろう。
       天は一視同仁、無差別である。今日カリフォルニアに日本人が移住するは、天の説ぶ所であろう。しかるに天地人三才の一なる人が、天とその意を同じうすること能わざるは、すなわち、道徳の発達せざる証拠にして、世の進化を妨げることこれより大いなるはない。
      ○ 国際道徳なるものは、本来精神的文明と、物質的文明とが並び進むに非ざればその完きを得られるものではない。今日の国際間にはほとんど道徳がないと言うも過言ではない。
       物質文明のみ長路の進歩を遂げて、精神文明の進歩がこれに伴わなければ、あたかも天秤の一方が重くなれば、一方が急に跳ね上るごとくに、精神的文明は、物質的文明の進歩に逆比例して退化するのである。
  • 旧渋沢邸の移築 / 定久岳大 …… p.26-28
  • 第二二〇回会員総会 記念講演会 講演録 : 渋沢栄一翁と新日本銀行券 / 大津俊哉 …… p.29-40
  • 雑誌・書籍に見る渋沢栄一. 『青淵先生訓話集』より「経済訓 経済的国難と道徳」 …… p.41-43
  • 【「せいえんひろば」】新規維持会員のご紹介 …… p.43
  • 【渋沢財団 研究センターだより】 No.494 第13期『論語と算盤』オンライン読書会 新しいテキストで気持ちも一新/渋沢栄一と「フィランソロピー」第4巻『官民を超えた渋沢栄一の福祉実践 : 欧米からの知と前近代からの継承』(ミネルヴァ書房)刊行/第41回 渋沢・クローデル賞 フランス受賞者の決定/特別版「論語とそろばん」セミナー2024 アーカイブ配信のお知らせ …… p.47-46
  • 【史料館の窓】読売プリントメディア工場見学会に協力 …… p.48
  • 渋沢栄一 1908年頃 小川一真撮影 渋沢史料館所蔵 [渋沢史料館広告] …… 裏表紙