- 頭取佐々木勇之助氏頭取を辞任され、副頭取石井健吾氏頭取に就任さる。
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佐々木勇之助(ささき・ゆうのすけ、1854-1943)と石井健吾(いしい・けんご、1874-1945)については、後掲のとおり『渋沢栄一伝記資料』別巻4(渋沢青淵記念財団竜門社, 1967.11)に略歴が掲載されています。また下記参考図書にも記載があります。
- 『近代日本経済人大系』第1巻銀行篇(日本図書センター, 2003.05)(『人的事業大系 銀行篇』(中外産業調査会, 1939)の複製) 「株式会社第一銀行」の項目(p.普62-85)
- 『日本産業人名資料事典. 2』第1巻(日本図書センター, 2002.12)(『財界フースヒー』(通俗経済社, 1931)の複製) 「石井健吾」(p.イの部43)、「佐々木勇之助」(p.サの部14-15)
佐々木勇之助
幕臣浅野伊賀守家臣直右衛門の二男。東京本所六軒堀に生る。明治六年第一国立銀行に入り、同一四年支配人、同二九年取締役、大正五年頭取に就任、昭和六年以降相談役に就任した。東京貯蓄銀行・渋沢倉庫会長。東京銀行集会所会頭。号茗香。安政元年(一八五四) - 昭和一八年(一九四三)
(『渋沢栄一伝記資料』別巻第4 p.610)
石井健吾
桃井宣之の五男。栄一の許に寄寓して、明治二八年東京高等商業卒。明治三一年石井家を継ぐ。第一銀行に入り、横浜支店支配人、本店営業部支配人を経て、大正一五年副頭取、昭和六年頭取。同一三年相談役に就任した。明治七年(一八七四) - 昭和二〇年(一九四五)
(『渋沢栄一伝記資料』別巻第4 p.601)