情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『江木五十嵐写真店百年の歩み』 【五十嵐写真店, 1985】

会社名

株式会社江木写真店 ; 株式会社五十嵐写真店

書誌事項

江木五十嵐写真店百年の歩み / 江木五十嵐写真店百年の歩み刊行委員会編
 東京 : 五十嵐写真店, 1985.02
 195p, 図版24枚 ; 27cm
 注記: 奥付の編集者: 江木五十嵐写真店百年の歩み刊行委員会代表大井康雄 ; 制作協力: 凸版印刷年史センター ; 印刷製本: 凸版印刷 ; はり込み図2枚 ; 縦組み ; 付: 正誤表1枚 ; 内容: 五十嵐与七遺稿集. 青淵先生と写真 ; ある日・あるとき (p125-129) ; 年表: p164-170

  • 社史・会社に関する各種ID :なし

外部機関の所蔵データほか

東京都立中央図書館

社史紹介

福山藩士の学者の家に育った江木保男(えぎ・やすお、1856-1898)は写真術に注目し、弟の松四郎をアメリカへ留学させ技術を習得、1884年(明17)東京神田に江木写真店を創設。1889年(明22)には新橋に支店を開設、華族や政財界人で繁盛する。1943年(昭18)に軍部の圧力で解散したが、直後の1944年(昭19)、かつて江木写真店の技術者であり経営にも参加していた五十嵐与七(1885-1967)らが五十嵐写真店を設立し、伝統を継承。1963年(昭38)株式会社となり、都内のホテル、結婚式場などで写真店を展開する。
100年史は両社の沿革を通して扱い、技術の変化や顧客の著名人のエピソードを随筆風に記述。また渋沢栄一を含む多くの内外要人の写真、五十嵐与七への追悼文、五十嵐与七の遺稿などを収録し、栄一とオリエンタル写真工業との関連にも触れている。

参考リンク

更新履歴

2010.01.07:社史紹介中の年号の表記法を変更
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。