情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『中央公論社の八十年』 【中央公論社, 1965】

会社名

株式会社中央公論社

書誌事項

中央公論社の八十年 = A history of Chuokoronsha / 中央公論社 [編]
 東京 : 中央公論社, 1965.10
 542p, 図版2枚 ; 18cm
 注記: 並列タイトル: 執筆: 杉森久英 ; 本文製版印刷: 大日本印刷 ; 口絵原色版印刷: 求竜堂印刷 ; 本文用紙: 本州製紙 ; クロス: 日本クロス工業 ; 函貼用紙: 特種製紙 ; 製函: 加藤製函印刷 ; 製本: 小泉製本 ; 非売品 ; 縦組み ; 年表・中央公論社の八十年: p372-542

社史紹介

1886年(明19)京都西本願寺普通教校の有志学生らが反省会なる修養団体を結成、翌年機関誌として『反省会雑誌』を創刊。後に『反省雑誌』と改題、反省会本部を反省雑誌社と改め、1896年(明29)東京へ移転。1899年(明32)には堅苦しい誌名から『中央公論』と改題、社名も反省社と改称した。売行きは好調で1912年(大1)本願寺から独立、1914年(大3)中央公論社と改称、1926年(大15)には株式会社となり発展する。1944年(昭19)軍部の圧力で廃業するが翌年末には再建、戦後の出版ブームの中で全集や新書も刊行し社業を拡張する。
80年史は作家の執筆による物語的な叙述で「風流夢譚」事件などにも触れ、巻末に詳細な年表を付している。同社の全集と同様の装丁。
[1999年(平11)出版権などを読売新聞グループへ営業譲渡し、中央公論新社となる]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。