情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『国際通運株式会社史』 【国際通運, 1938】

会社名

国際通運株式会社

書誌事項

国際通運株式会社史 / 国際通運株式会社編
 東京 : 国際通運, 1938.12
 6, 2, 16, 2, 399p, 図版 ; 27cm
 注記: 奥付の編纂兼発行者: 国際通運株式会社清算人中野金次郎 ; 印刷所: 凸版印刷 ; 非売品 ; 縦組み ; 表紙に社章の型押し ; 見返しに今昔の運送業画 ; 題字は相談役・郷誠之助 ; 年表: p391-399

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / Webcat Plus 1,2 / Googleブックス 1,2,3

社史紹介

1639年(寛永16)起業の江戸定飛脚問屋は明治期に陸運元会社となり、政府の保護下に全国貨物運送を扱っていた。1875年(明8)内国通運会社と改称、1893年(明26)株式会社となる。鉄道が普及して各駅からの短距離輸送業者が乱立、その業者間競争を政府が裁定し大合同が実施され、内国通運は多くの業者と合併し1928年(昭3)国際通運と改称。全国に事業を営み海陸運送業の向上発展に努める。1937年(昭12)統制により解散し、政府出資の日本通運に引継がれる。
当社史は江戸定飛脚問屋時代、陸運元会社時代、内国通運会社時代、内国通運株式会社時代、国際通運株式会社時代の区分で300年にわたる沿革を詳述。国際通運発足に至る運送大合同について、また日本通運設立の経緯に多くの頁を割いている。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。