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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『宝田二十五年史』 【宝田石油株式会社東京店, 1920】

会社名

宝田石油株式会社

書誌事項

宝田二十五年史 / 宝田石油株式会社臨時編纂部編
 東京 : 宝田石油株式会社東京店, 1920.05
 2, 9, 9, 259 p (写真10p, 図3枚) ; 22cm
 注記: 印刷所: 文明社 ; 発売所: 石油界社 ; ハードカバー ; ペーパーバックあり ; 定価3円50銭 ; 縦組み ; 見開きに燃える石油の絵

社史紹介

新潟県古志郡の東山油田は明治初期から開発が始まり、200もの事業者が競っていた。長岡石油会社を起こしていた山田又七は古志石油会社隣接地を入手し、1893年(明26)宝田石油(ほうでんせきゆ)を設立。1896年(明29)には古志石油を合併し古志宝田石油となるが、1899年(明32)には社名を宝田石油に戻す。1901年(明34)には小資本分立を排して合同の機運が起り、北越石油ほか24会社・組合を合併。その後も多くの会社を合併し規模を拡大する。
25年史は沿革を創業期・合同期・整理期・成業期の区分で記述すると共に、各頁上部欄外に本邦石油の発見、採油法、製油の沿革、宝田鉱区の沿革と現況等を記載している。本文は総ルビ。
[渋沢栄一北越石油の発起人・相談役で、1901年の合同にも関わる]
[1921年(大10)日本石油に合併(現・JX日鉱日石エネルギー(株))]

本文を読む

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3 / NDL Search (β) / Webcat Plus 1,2,3 / Googleブックス 1,2

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。