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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『南都銀行五十年史』 【南都銀行, 1985】

会社名

株式会社南都銀行

書誌事項

南都銀行五十年史 / 南都銀行行史編纂室編纂
 奈良 : 南都銀行, 1985.06
 18, 1116p, 図版12枚 ; 29cm
 注記: 英文社名: The Nanto Bank, Ltd. (p815 定款) ; 監修: 由比凌 ; 渋沢栄一の肖像あり(本文p6) ; 印刷: 共同精版印刷 ; 横組み ; 年表,主要参考文献・資料: p1041-1114

社史紹介

奈良県では1879年(明12)郡山郡の士族らの発起で第六十八国立銀行が設立。高市郡八木町の地元有力者は1894年(明27)八木銀行を設立。吉野郡の素封家らは1895年(明28)吉野銀行を設立。大和木綿産地の御所(ごせ)地方商工業者は1896年(明29)御所銀行を設立。六十八、八木、吉野の3行はそれぞれ近隣の銀行を合同し業容を拡大。政府の銀行統制政策により、1934年(昭9)御所銀行を加えた4行が合併して県内唯一の普通銀行である南都銀行が設立された。
50年史は創立前史、前身銀行史、南都銀行史からなる本編と資料編から構成され、前身銀行史では前身4行と関係銀行について解説。南都銀行史では設立からの50年を時代ごとの7章に分け詳述。資料編では南都銀行設立と結びつかなかった奈良県所在銀行の略史も掲載している。
[渋沢栄一は第六十八国立銀行の設立を指導]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。