情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『株式会社三越85年の記録』 【三越, 1990】

会社名

株式会社三越

書誌事項

株式会社三越85年の記録
 東京 : 三越, 1990.02
 335p : 挿図, 肖像 ; 30cm
 注記: 制作協力: 大日本印刷(株)CDC事業部年史センター ; 印刷・製本: 大日本印刷 ; 横組み ; 参考図書: p334

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3 / NDL Search (β) / Webcat Plus / Googleブックス 1,2,3

社史紹介

伊勢の三井高利(みつい・たかとし、1622-1694)は1673年(延宝1)呉服店越後屋を江戸に創業。三井家の事業拡大により不振の呉服店は1872年(明5)三井から分離、新立の三越家の経営となる。1893年(明26)三井呉服店に改組するが、後に高橋義雄(たかはし・よしお、1861-1937)と日比翁助(ひび・おうすけ、1860-1931)が支配人となり改革を開始、再び呉服店を三井家の事業から切り離し1904年(明37)三越呉服店が誕生。呉服だけでなく日本初の百貨店を目指し「デパートメントストア宣言」を行なう。1914年(大3)本店新館が完成、1928年(昭3)三越と改称、その後数年で全国支店網の拡充を行なう。
大三越歴史写真帖』(1932年刊)、『三越の歩み』(1954年刊)等を参考に編集した85年史では、越後屋創業から三越呉服店誕生前までを前史、以降を本史として編年体で記述。各々の時代の経済事象や世相を背景に写真・史料を豊富に掲載し、資料編に本店フロア構成変遷や主要催物も載せている。
[2008年(平20)伊勢丹と共に三越伊勢丹ホールディングスを設立し、その子会社となる]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。