情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『冨山房』 【冨山房, 1932】

書誌事項

冨山房 / 冨山房
 東京 : 冨山房, 1932.10
 4, 4, 304, 62p, 図版 ; 23cm
 注記: 装丁: 小村雪岱 ; 印刷所: 精興社 ; 非売品 ; 冨山房新築落成記念 昭和7年10月 ; 縦組み ; 表紙は新築社屋の絵 ; 題字は社長坂本嘉治馬 ; 冨は富の俗字 ; 冨山房四十七年史: p215-303 ; 冨山房出版年史: 巻末p1-62

社史紹介

土佐出身の坂本嘉治馬(さかもと・かじま、1866-1938)は18歳で上京後、同郷の小野梓(おの・あずさ、1852-1886)主宰の出版社東洋館で実務に携わる。小野没後その志を継ぎ、1886年(明19)冨山房を設立。人文社会科学分野の教科書や辞典類を次々出版し、『大日本地名辞書』『大言海』『大日本国語辞典』等図書雑誌3000点余を世に出す。
社屋新築記念に出版した社史は、設計図や写真入りの本店新築工事概要、各界名士53人からの祝辞、冨山房47年史、社員一覧、冨山房出版年史からなる。渋沢栄一は同社の雑誌『新日本』に顧問として関わる。
[1993年(平5)冨山房4代目坂本嘉広は(株)冨山房インターナショナルを新たに創立し、新刊出版とともに明治大正期の冨山房出版物を復刻再版している]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。