情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 “Shashi: the Journal of Japanese Business and Company History”で研究ノート公開

 2012年12月24日、日本の社史をテーマにした無料の電子ジャーナル“Shashi: the Journal of Japanese Business and Company History”が、米国ピッツバーグ大学図書館から創刊されました。創刊号には実業史研究情報センター長および、社史索引データベース担当者の研究ノートが掲載されています。

 この電子ジャーナルは年1回の発行予定で、編集者の一人であるピッツバーグ大学図書館のグッド長橋広行さんは、北米の日本研究ライブラリアンによる「社史グループ」の代表を現在つとめておられます。同グループについては以前このブログでもご紹介しましたが、グッドさんは編集者のことばとして下記のページで紹介しています。

 創刊号には2つの論文、および実業史研究情報センターのスタッフが執筆した2つの研究ノートが掲載されています。研究ノートの最初は、実業史研究情報センター長が「社史プロジェクト」について、「社史索引データベース」と「企業史料ディレクトリ」の詳細を紹介したものです。

  • Centering Shashi and Business Archives as Resources for the Study of Economic and Social History: The Activities of the Shibusawa Eiichi Memorial Foundation / Izumi Koide
    (社史とビジネスアーカイブズを経済・社会史の研究資源として中心に据える : 公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターの活動 / 小出いずみ)
    http://shashi.pitt.edu/ojs/index.php/shashi/article/view/8

 2つ目の研究ノートは、「社史索引データベース」のために収集したデータの利用事例として、「社史に見る関東大震災」を紹介しています。これは2012年3月に開催されたAAS(アジア学会)トロント大会で発表されたものがもとになっています。

 ご一読いただければ幸いです。

参考リンク