渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』の最新号が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。
- 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
- 故郷なる先考先妣の墳墓に詣でて 栄一
面影は心のうちに浮み出でて
石さへゆらぐ心地こそすれ (明治三七年)- 『渋沢栄一訓言集』より
○ およそ事物の進歩は、その初歩とおいおい上達した後とは、おのおのその程度が違うものである。
例えば囲碁の稽古でも、わずかに石を下ろす手続きを覚えたころは上達がすこぶる早い。「昨日ハ互先デ負ケタガ、今日ハ君ニ置カシテヤル」というほどにもなる。それが初段にでもなると、一目進むに数年もかかる。日本の現在の商工業は果して初段になったか、二段になったかは、人びとの見込みにまかせるほかはないが、明治の初めよりは大いに進んでいるに違いない。ゆえに当時の進歩と同じように上達せぬということは理においてしかるべきである。- 青淵忌 : 渋沢栄一の命日特別企画 …… 巻頭
- 『渋沢百訓』を読む : 「渋沢栄一に学ぶ市民塾」を受講して / 塚田照代 …… p.11-13
- 水田新設の碑と日本煉瓦製造株式会社 / 荻野勝正 …… p.20-21
- 【渋沢・クローデル賞】 省察と共感の異文化受容 : ジュディット・ゴーチエの文学を振り返って / 吉川順子 …… p.22-25
- 渋沢栄一と本多静六 : 本多静六記念館開設に想う / 金子祐正 …… p.32-34
- 渋沢史料館設立その後 (III) / 関本毅 …… p.35-38
- 渋沢栄一関連会社社名変遷図 〔63〕化学工業 C …… p.42
- 【祭魚洞を伝える資料】 民間研究者との交流 …… p.43
- 【渋沢財団 センターだより】 No.366 インターネット上の「渋沢敬三アーカイブ」 …… p.47-46
- 【史料館の窓】 ミュージアムショップのご案内 …… p.48