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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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 『日本の近代的銀行創立125年 : 国立銀行からビッグバンまで : 企画展』 【渋沢史料館,1998】

書誌事項

日本の近代的銀行創立125年 : 国立銀行からビッグバンまで : 企画展
 東京 : 渋沢史料館, 1998.10
 19p : 挿図, 肖像 ; 30cm
 注記: 展覧会カタログ ; 会期・会場: 1998年10月24日-12月6日:渋沢史料館 ; タイトル情報源: 表紙 ; 表紙に第一国立銀行を描いた錦絵「東京名所海運橋五階造真図」

解題

渋沢栄一(1840-1931)が創立に尽力した第一国立銀行開業125年を機に、渋沢史料館で開催された企画展の図録。巻頭の「国立銀行からビッグバンまで」では、第一国立銀行が開業した1873年(明6)から20世紀末のバブル発生と崩壊に至る、日本の金融と銀行史を概観。「国立銀行の誕生」以降は時代順に銀行の歩みを、設立書類、預金通帳、紙幣などの展示資料写真と共に掲載している。また「国立銀行の系譜」は明治期に設立された153の国立銀行の名称と現銀行名の一覧表で、「金融機関の系譜」は銀行だけでなく信用金庫や公庫等も含めた金融機関の125年に渡る変遷をわかりやすくまとめたもの。なお掲載資料は渋沢史料館のほか、第一勧業銀行調査部資料展示室および三井文庫の所蔵品。巻末に43にのぼる資料提供協力機関と個人名があげられている。
[『青淵』596号(1998年11月)掲載の「渋沢史料館だより」No.187に関連記事あり]

書影

『日本の近代的銀行創立125年』表紙

目次

項目ページ
国立銀行からビッグバンまで2
  明治初期の銀行づくり2
  産業勃興とともに多様化する銀行2
  昭和金融恐慌と銀行整理−戦時統制体制への傾斜2
  金融恐慌からの脱出と戦争経済への突入3
  戦後金融システムの再構築3
  市場原理に則った新しい秩序の構築を3
国立銀行の誕生4
国立銀行の変遷6
私立銀行・特殊銀行の創立8
大正・昭和戦前期の銀行10
戦後経済の復興・高度成長と金融12
  マネー・フローの変化 [グラフ]13
  土地と株式評価額の変動 [グラフ]13
信頼回復と金融システム安定が課題14
国立銀行の系譜 [表]16
金融機関の系譜 [グラフ]17
銀行数の推移 [グラフ]17
日本の銀行125年略年表18

外部機関の所蔵データほか

CiNii Books / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス

参考リンク