*以下は、2014年10月23日時点でのウェブサイトの内容について記載したものです。
国立国会図書館ではいくつかの「電子展示会」を公開しており、その数は現在も増え続けています。
- 電子展示会 国立国会図書館 (日本語)
http://www.ndl.go.jp/jp/gallery/index.html - National Diet Library Online Gallery (英語)
http://www.ndl.go.jp/en/gallery/index.html
その中に、2014年3月から提供が開始された「錦絵で楽しむ江戸の名所」があります。デジタル化された約500点の錦絵を、現在の地図、江戸切絵図、キーワード、絵師から探して閲覧することができます。
- 錦絵で楽しむ江戸の名所 (日本語)
http://www.ndl.go.jp/landmarks/ - Landmarks of Edo in Color Woodblock Prints (英語)
http://www.ndl.go.jp/landmarks/e/
この電子展示会には、時代ごとに分けられた5つのコラムが掲載されており、その最後のものには「明治の錦絵」というタイトルが付けられています。このコラムには明治の錦絵の特徴として、錦絵新聞、横浜絵・開化絵などに描かれた対象が日本の近代化であったこと、輸入顔料を使って鮮明な色合いを出すなどの技術的な変化、そして写真の普及により錦絵が衰退していったことなども書かれています。
- コラム「明治の錦絵」 (日本語)
http://www.ndl.go.jp/landmarks/column/5.html - Nishiki-e (Brocade Pictures) in the Meiji Era (英語)
http://www.ndl.go.jp/landmarks/e/column/5.html
この電子展示会は、デジタル化された大量の一次資料が掲載されているだけではなく、歴史的背景を理解するのに必要な信頼性の高い情報を英語でも提供しているので、英語圏の研究者も初心者も、日本語力に関係なく利用できる有用なリソースと言えるでしょう。
参考リンク
- [多言語サイト紹介] 国立国会図書館デジタルコレクション
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20141027/1414367196 - [社史サイト紹介]「錦絵サイト紹介」 カテゴリー「社史サイト紹介」「錦絵サイト紹介」新設
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20130205/1360037688