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 『2007年度文化財講演集』 【渋沢史料館,2009】 [近代建築]

書誌事項

2007年度文化財講演集
 東京 : 渋沢栄一記念財団渋沢史料館, 2009.03
 47p ; 30cm
 注記: 講演会I「日本の近代建築を築いた人々」日時: 2007年11月10日 ; 講演会II「日本の近代建築の窓・扉そしてガラス」日時: 2007年11月17日 ; 会場: 渋沢史料館

解題

 渋沢史料館が開催した近代建築に関する2つの講演会の記録。渋沢史料館は渋沢栄一に縁のある大正期の建物「晩香廬」と「青淵文庫」を保存・維持管理している。両建物は共に田辺淳吉の設計で、2005年(平成17)に国指定重要文化財になった。
 文化庁主任文化財調査官・堀勇良氏による講演会Iでは、明治以降日本の近代建築を築いた設計者、技術者、職工等多くの人物の足跡を紹介。また建築教育制度や官庁営繕制度の発展にも触れている。
 居住技術研究所・加藤雅久氏による講演会IIでは、近代建築の開口部である窓と扉そしてガラスに焦点を当て、それぞれの欧米における歴史を多くの図版と共に紹介。そして日本における近代建具とガラスの歴史を実例写真を使って詳細に解説している。

書影

『2007年度文化財講演集』

目次

項目ページ
はじめに巻頭
講演会I:日本の近代建築を築いた人々 / 堀勇良(元文化庁主任文化財調査官)1
講演会II:日本の近代建築の窓・扉そしてガラス / 加藤雅久(居住技術研究所)19
  1. はじめに21
  2. 金属製建具の歴史22
  3. ガラスの製造史23
  4. 日本における近代建具の歴史31
  5. 日本の板ガラスの歴史34
  6. 日本の近代建築に見る建具とガラスの歴史40
  注47

外部機関の所蔵データほか

CiNii Books / Webcat Plus / Googleブックス

参考リンク