解題
経済学者多田顕（ただ・あきら、1915-2007?）は渋沢栄一（1840-1931）の『論語講義』に関する所感をまとめ、渋沢青淵記念財団竜門社の機関誌『青淵』第473〜480号に6回にわたり連載した。初回では栄一の談話をまとめた『実験論語処世談』(実業之世界社、1922）と、栄一の講義録である『論語講義』（二松学舎、1925）の概要に触れ、徳富蘇峰の『実験論語』書評を紹介。第2〜4回は「孔子の経済に関する言葉を巡って」という副題の下に、孔子の言葉に対する栄一の『論語講義』での解釈をまとめている。第5〜6回は「翁の人物月旦」と題し、『実験論語』と『論語講義』における栄一の人物評論を紹介。取り上げた人物は西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、勝海舟。
目次（本文より採録）
| 回次 | 記事タイトルと小見出し | 号 | ページ | 発行年月 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 青淵翁『論語講義』雑記 | 473 | 20-23 | 1988.08 |
| 2 | 青淵翁『論語講義』雑記（その二）孔子の経済に関する言葉を巡って（上） | 476 | 16-18 | 1988.11 |
| 3 | 青淵翁『論語講義』雑記（その三）孔子の経済に関する言葉を巡って | 477 | 14-16 | 1988.12 |
| 4 | 青淵翁『論語講義』雑記（その四）孔子の経済に関する言葉を巡って | 478 | 16-18 | 1989.01 |
| 5 | 青淵翁『論語講義』雑記（その五）翁の人物月旦 西郷南洲について | 479 | 20-22 | 1989.02 |
| 6 | 青淵翁『論語講義』雑記（その六）翁の人物月旦 西郷・大久保・木戸その他 | 480 | 20-22 | 1989.03 |
外部機関の所蔵データほか
NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2
関連エントリー
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http://d.hatena.ne.jp/tobira/20120613/1339562375
