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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『キッコーマン株式会社百年史』 【キッコーマン, 2020】

会社名/沿革

  • キッコーマン株式会社 [Kikkoman Kabushiki Kaisha]
    [Kikkoman Corporation]

 現在の千葉県野田市でしょうゆ醸造業を営んでいた茂木家・高梨家および同県流山市の堀切家の一族8家が合同し、1917(大正6)年、野田醤油株式会社を設立。1925(大正14)年、合併のために設立した野田醤油醸造株式会社を存続会社とし、創業者一族で別々に経営していた野田醤油株式会社、万上味淋株式会社、日本醤油株式会社を統合。合同後の会社を新しい野田醤油株式会社とする。1964(昭和39)年、商号とブランド名を一致させる必要性などからキッコーマン醤油株式会社に社名変更。さらに1980(昭和55)年、事業の規模と内容の変化に合わせて社名をキッコーマン株式会社に変更。しょうゆ、みりん、ケチャップ、ワイン、豆乳などの生産のほか、食育など食に関する体験、食文化普及活動にも力を入れている。千葉県野田市には「キッコーマン国際食文化研究センター」がある。

社史メモ

 4部12章にまとめた本編としょうゆをテーマにした附編および資料編から構成される。野田醤油株式会社設立から2017(平成29)年までの100年間は本編に、野田醤油株式会社設立前史は附編後半にまとめられている。映像資料『海を渡ったしょうゆ:キッコーマン100年 野田から世界へ』(Blu-ray、DVD各1枚)を付属。

栄一メモ

 渋沢栄一は同社において頻発する労働争議に対し、1922(大正11)年頃からは副会長を務める財団法人協調会を通じて、争議の調停に力を貸している。

  • 第一章 会社設立、そして近代的企業へ
    • 2 近代的企業への脱皮と試練
      • 大争議と企業理念の確立(p29-39)

書誌事項など

キッコーマン株式会社百年史 / キッコーマン株式会社100年史編纂委員会編纂
 [野田] : キッコーマン : 2020.01
 636p ; 29cm
 注記: 非売品 ; 横組み ; 箱入

キッコーマン株式会社百年史

栄一関連情報

参考リンク