情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『青淵』第877号(2022.04)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第877号(2022.04)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 見つけよう、「渋沢栄一」。渋沢栄一デジタルアーカイブ [情報資源センター広告] …… 表紙裏
  • 【渋沢栄一のことば】 …… p.2
    • 帰朝の日、横浜駅にて 渋沢篤二撮影 (大正11年1月30日) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ 主義を異にすれば、すなわち相争うに至るものである。刻下の戦争は、平和を愛する王道と、覇者、すなわち弱肉強食を旨とする侵略主義との衝突である。 目下の戦争も、ある時期に至れば、必ず終熄を告げるであろう。しかれども列国間に軍国主義、侵略主義の存する限りは、他日再び戦争の惨劇を演出するに至るべきは、見易き道理である。さればこの戦争が一旦終熄するも、わが国は、善後の注意を怠ってはならない(第一次大戦)
      〇 戦後の文明は、恐らくは物質文明と、精神文明の渾然融和(こんぜんゆうわ)されたるものなるべく、道徳観念を閉却しては、とうてい国際場裡の優者たることはできない。ゆえにわが国民は、よろしく思いをここに致して、正義人道を基礎とせる国運の進歩に貢献するところあるべきである。
      〇 戦争は、洪水や噴火と異なって、人心より発生するものである。大学に『一人貪戻(タンレイ)ナレバ即チ一国乱ヲ作(ナ)ス』とあるごとく、今次の欧州戦争は、一国の貪戻から導かれたものである。
  • 【随想】歴史的転換点? / 村田佳代子 …… p.3-4
  • 栄一翁を生んだ血洗島の渋沢家のこと : 写真、手紙、書、位牌など / 渋沢幸子 …… p.8-11
  • 【東西南北】カンボジアの大気汚染とその改善のための支援について / 古内正美 …… p.12-14
  • わがまちの渋沢栄一. 第14回 栄一と囲碁~東京都 千代田区~ …… p.36-37
  • 渋沢院長と養育院の歴史を子どもの教材に / 宮本孝一 …… p.38-40
  • 雑誌・書籍に見る渋沢栄一 『青淵先生訓話集』国際訓より「国際聯盟協会の使命」 …… p.41-43
  • 【渋沢財団 史料館だより】 No.462 企画展 一点一話 : 渋沢栄一の物語に耳をかたむけてみませんか …… p.46-47
  • 【史料館の窓】二〇二二年度のスタート …… p.48
  • 新規書籍 渋沢栄一とフィランソロピー 7 渋沢栄一はなぜ「宗教」を支援したのか : 「人」を見出し、共鳴を形にする [広告] …… 裏表紙