団体名/沿革
- 修養団 [Shuyodan]
東京府師範学校在学中の蓮沼門三(はすぬま・もんぞう、1882-1980)を中心に、1906(明治39)年2月11日、修養団が創立。社会教育団体として学生寄宿舎や福祉施設の経営、講習会の開催などを行う。1908(明治41)年より機関誌『向上』を刊行。創立18周年の1923(大正12)年2月11日、財団法人に改組。1925(大正14)年、修養団後援会を設立。[2011(平成23)年に公益財団法人修養団となる。]
団体史メモ
修養団創立30周年を記念した全国団員大会の参列者に配布する目的で作成された。本文は前篇、本篇、後篇の3部構成で、前篇は蓮沼の生い立ち、本篇が修養団30年の歴史、後篇は今後の展望となっている。巻末に沿革、概要等を附録。[内容は第9版による。]
栄一メモ
1909(明治42)年6月、渋沢栄一は蓮沼と飛鳥山邸で面会。修養団の精神に共感した栄一は賛助員として支援を約束し、翌年に同団顧問となる。金銭的支援のほか、初代団長の田尻稲次郎、二代団長の平沼騏一郎を推戴するなど草創期の修養団を支えた。修養団後援会では会長を務めている。
- 本篇
- 三十年史
- 二、育ての親
- 手島校長(p63-65)
- 渋沢翁を訪ふ(p65-68)
- 森村翁との会見(p68-69)
- 三、聖戦の初陣
- 東北遊説(p74-77)
- 四、生活に滲透
- 第二向上舎(p81-84)
- 六、陣容全く成る
- 修養団長推戴(p91-92)
- 財団法人の成立(p95-97)
- 九、平沼騏一郎氏団長に就任
- 最大の受難時代に(p120-122)
- 渋沢邸の推戴式(p122-123)
- 一二、後援会の設立
- 工業倶楽部で創立総会(p133-134)
- 一六、修養団会館の落成
- 同志𢘻く一堂に会す(p146-147)
- 二一、創立満十年
- 創立三十周年を迎へて / 蓮沼門三(p171-181)
- 二、育ての親
- 三十年史
書誌事項など
修養団三十年史 / 修養団編輯部編
東京 : 修養団 : 1936.11
2, 8, 244p ; 19cm
注記 : 正誤表1枚 ; 初版発行: 1936.11.10 ; 9版発行: 1936.11.14
- 外部機関の所蔵データほか : NDL ONLINE / CiNii Books / NDL Search / Googleブックス
栄一関連情報
- 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図 - 修養団体〔道徳・宗教〕
https://eiichi.shibusawa.or.jp/namechangecharts/histories/view/580 - 渋沢栄一伝記資料事業名 - 【58.修養団体】財団法人修養団
https://www.shibusawa.or.jp/SH/denkijigyo/np058.html#J-0773 - デジタル版『渋沢栄一伝記資料』 - 第43巻|財団法人修養団
https://eiichi.shibusawa.or.jp/denkishiryo/digital/main/index.php?43#a31040504
参考リンク
- SYDとは
〔SYD[修養団]公式ホームページ〕
https://syd.or.jp/syd/about/(2023年6月28日確認) - 修養団三十年史[初版]
〔国立国会図書館デジタルコレクション〕
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1071810