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『銀行協会五十年史』　【全国銀行協会連合会 ; 東京銀行協会, 1997】

栄一関連文献 社史紹介（速報版）

会社名／沿革

  • 全国銀行協会連合会　[Zenkoku Ginko Kyokai Rengokai]
    [Japanese Bankers Association]
  • 社団法人東京銀行協会　[Tokyo Ginko Kyokai]
    [Tokyo Bankers Association]

　1877（明治10）年、渋沢栄一の呼びかけにより銀行業者の団体である択善会が創立。1880（明治13）年、択善会と銀行懇親会が合同して新たに東京銀行集会所が設立。1884（明治17）年、銀行集会所と改称。1890（明治23）年、再び東京銀行集会所と改称。1910（明治43）年、社団法人となる。1945（昭和20）年、社団法人東京銀行協会に改組。一方同年、東京銀行協会はじめ全国の銀行協会が加盟する全国銀行協会聯合会が創立。同聯合会は1953（昭和28）年より全国銀行協会連合会と改称。[1999（平成11）年、全国銀行協会連合会は全国銀行協会に改称。2011（平成23）年、全国銀行協会の事業を東京銀行協会に移行し一般社団法人全国銀行協会を発足させた。]

社史メモ

　全国銀行協会連合会（全銀協）と社団法人東京銀行協会（東銀協）の創立50周年を記念して制作された年史。巻頭口絵、本文全4編と資料編からなる。明治期の銀行協会創立前史から1996（平成8）年までを記述対象としたうえで、既刊の『二十年史』『三十年史』を踏まえ、1976（昭和51）年以降の20年間と既刊年史で記述されなかった部分について詳述している。東銀協内に設置された為替取組所と銀行倶楽部の変遷についても詳しい記述あり。

栄一メモ

　1879年（明治12）年、渋沢栄一は推挙され択善会会頭となる。「択善会」は栄一の命名。東京銀行集会所では常委員、のち委員長、会長を務めた。為替取組所も栄一の主唱によって設立されている。

  • 第1編　日本経済の発展と銀行協会の歩み
    • 第1章　銀行協会の前史（戦前編）
      • 第1節　銀行制度の確立と金融団体の形成：明治30年代まで
        • 2　渋沢栄一と択善会の設立（明治10年7月）・活動（p8-10）
        • 3　東京銀行集会所の設立（明治13年9月）と初期の活動（p10-16）
        • 4　機関誌の刊行（理財新報→銀行通信録）と経済文庫開設（明治30年1月）（p16-23）
        • 5　東京手形交換所の設立（明治20年12月）・変遷（p23-30）
        • 6　銀行倶楽部の開設：明治32年11月（p30-32）
        • 7　東京銀行集会所の新築：明治18年7月・大正5年9月（p32-34）

書誌事項など

銀行協会五十年史 / 全国銀行協会連合会, 東京銀行協会編
　東京 : 全国銀行協会連合会 ; 東京銀行協会 : 1997.04
　32, 957p, 図版10枚 ; 27cm
　注記 : 印刷: 太平社 ; 非売品 ; 横組み

銀行協会五十年史

栄一関連情報

参考リンク