情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『青淵』第905号(2024.08)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第905号(2024.08)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 見つけよう、「渋沢栄一」。渋沢栄一デジタルアーカイブ [情報資源センター広告] …… 表紙裏
  • 新一万円札発行記念企画展 渋沢栄一肖像展 II 造形作品 [渋沢史料館広告] …… 巻頭
  • 【渋沢栄一のことば】 …… p.2
    • 揮毫中の栄一 (昭和4年1月26日) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ 人はその心を自由に持たねばならない。心を寛くして物に屈託せず、事に当たりて適当の智能を発揮するは、心に余裕がなければできないことである。
      ○ 古来勇退を一つの美徳として尊びたるは、顕要の地位は、いつまでも保ち難く、その終りを全うせんとせば、勇退のほかないからである。
        例を中国に求むれば、昔、越の范蠡(はんれい)は勾践(こうせん)を輔(たす)けてその覇業を成さしめ、功成り名遂げて隠遁し、漢の張良は高祖を佐(たす)けて、四百年の社稷(しゃしょく)を確立して後、山へ隠れた。けだし張良や范蠡のごとき殊勲者は、隠遁せずともその令名を保持し得べかりしに、なおかつ勇退高踏してその終りを清くした。富貴利達、心のままになる人が、あたかも弊履を捨つるがごとく、その地位を去りて顧みざるを、美徳として学ぶもまたここにある。
      ○ 人間は逆境に立つか失意におるばあいは、一心に向上を図り常に反省力が強いから安全であるが、得意の絶頂におる時が極めて危険である。
  • 2023年度事業報告・2024年度事業計画 …… p.3-7
  • 【記念掲載】父の白寿 / 渋沢田鶴子 …… p.8-9
  • 盛岡藩を陰で支えた家老 東次郎の歩いた明治 / 戸沢洋平 …… p.15-17
  • 渋沢栄一と東京海上・各務鎌吉の接点 / 桜井由佳 …… p.30-32
  • 医療の世界・創設者から第九代に継がれたもの : 渋沢栄一と敬三の主治医からの絆 / 庄田育夫 …… p.37-39
  • 旧渋沢邸をみちのくに移築した父・杉本行雄 / 杉本義行 …… p.40-42
  • 【渋沢財団 情報資源センターだより】 No.490 『論語と算盤』(再刊)の出版社「忠誠堂」について …… p.47-46
  • 【史料館の窓】新一万円札発行までをふりかえって …… p.48
  • 第23回渋沢栄一賞募集 [広告] …… 裏表紙