情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブック検索定点観測 第12回 (検索日時:2009.02.01 18:05)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1238(↑)233(↑)3(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1247(↑)233(↑)3(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)1157(↓)514(↓)1(↑)
shibusawa eiichi (books.google.com)1591(↑)519(↑)1(↑)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1099(↓)527(↓)1(↑)
eiichi shibusawa (books.google.com)1454(↑)545(↑)1(↑)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)218(↑)13(→)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)218(↑)50(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)218(↑)13(→)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)218(↑)50(↑)1(→)

渋沢栄一」「shibusawa eiichi」等のキーワードで検索してヒットした件数(数字)だけを見ると、今回も大きな変動がないように感じられます。しかし前回(2008.12.31検索)と比較すると、「渋沢栄一」で検索した結果の11件目以降に社史の書名が見られるようになっています。
2009年2月1日18時5分に「渋沢栄一」で検索した結果の18件目は『本邦貯蓄銀行史』(協和銀行, 1969)、20件目は『清水建設百八十年』(清水建設, 1984)です。どちらも「カリフォルニア大学の蔵書」とあり、デジタル化の日付は『本邦貯蓄銀行史』には「2008年5月22日」、『清水建設百八十年』には「2008年9月22日」と表示されています。
試しに「books.google.co.jp」を「社史」で検索した結果(すべての書籍を表示)の1件目から10件目は以下のとおりです(検索日時:2009年2月1日22時58分)。

  1. 日産農林工業社史』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年9月13日)
  2. 国立国会図書館所蔵社史・経済団体史目録』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年6月25日)
  3. 王子製紙社史: 戦後三十年の歩み』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年9月23日)
  4. 日本共同証券株式会社社史』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年8月20日
  5. 社史: 合併より十五年』(山下新日本汽船, 1980)(所蔵機関・デジタル化の日付なし)
  6. 三菱商事社史』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年7月24日)
  7. 中央公論 - 233 ページ』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年9月10日)
  8. 千代田火災百年史 - 243 ページ』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年8月21日)
  9. Jiji nenkan』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年9月9日)
  10. 丸の内百年のあゆみ - 584 ページ』(カリフォルニア大学の蔵書、デジタル化 2008年4月29日)

所蔵機関・デジタル化の日付の表記がない1件以外、すべて2008年にデジタル化された「カリフォルニア大学の蔵書」です。
国立国会図書館テーマ別調べ方案内」中の「社史・経済団体史」には、日本関係の社史を所蔵している海外の図書館のひとつとして「カリフォルニア大学バークレー校図書館(The Library-University of California, Berkeley)」が挙げられていますが、カリフォルニア大学図書館OPACMelvyl」で検索すると、社史はバークレー校以外の図書館にも所蔵されていることがわかります。

なお、カリフォルニア大学にはGoogleから「検索やハイライト表示ができるように加工したスキャン画像である"Image Coordinates"」が提供されているようですが、スキャンデータの利用制限は他大学より「厳格に規定されている」とのことです。

参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。