Google Books(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブックス(http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細)
検索語 | すべての書籍 | 限定/全体表示 | 全体表示 | PDO(*) |
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渋沢栄一 (books.google.co.jp) | 1114(↑) | 214(↓) | 1(→) | 1(→) |
渋沢栄一 (books.google.com) | 1109(↑) | 216(↑) | 1(→) | 1(→) |
shibusawa eiichi (books.google.co.jp) | 1323(↑) | 609(↓) | 2(→) | 0(→) |
shibusawa eiichi (books.google.com) | 1349(↑) | 609(↑) | 2(→) | 0(→) |
eiichi shibusawa (books.google.co.jp) | 1262(↑) | 636(↑) | 2(→) | 0(→) |
eiichi shibusawa (books.google.com) | 1335(↑) | 625(↑) | 2(→) | 0(→) |
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp) | 293(↑) | 67(↑) | 1(→) | 0(→) |
shibusawa ei'ichi (books.google.com) | 293(↑) | 67(↑) | 1(→) | 0(→) |
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp) | 294(↑) | 67(↑) | 1(→) | 0(→) |
ei'ichi shibusawa (books.google.com) | 294(↑) | 67(↑) | 1(→) | 0(→) |
前回(2009.12.06検索)の検索時と比べると、「すべての書籍」における「shibusawa eiichi」でのヒット数が100件前後、「eiichi shibusawa」が300件弱ほど増加していています。同じく「shibusawa eiichi」「eiichi shibusawa」では、「限定表示と全文表示」の件数は2009年9月が底となっており、それ以降は順調に増加傾向にあるように見えます。また、「shibusawa ei'ichi」「ei'ichi shibusawa」のヒット数は、2008年3月の初観測以来、ほぼ一貫して増加傾向にあると見てよいように思われます。
電子書籍関連情報、最近のトレンド
年も改まり、2010年1月の時点における電子書籍関連情報をまとめた記事がいくつかのニュースサイトに掲載されました。
- エコナビ2010:米は「電子書籍元年」 割安感、利便性受け
〔毎日jp(毎日新聞) - 2010年1月5日〕
http://mainichi.jp/select/biz/it/news/20100105ddm008020031000c.html
- 【本田雅一の週刊モバイル通信】 2010年の電子ブック事情
〔PC Watch - 2010年1月6日〕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100106_340679.html
- 電子書籍端末が続々 Plastic Logicは4月発売へ CES2010
〔IT-PLUS - 2010年1月12日〕
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITic002012012010
- 【元麻布春男の週刊PCホットライン】 日本で電子ブックを成功させるには
〔PC Watch - 2010年1月13日〕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20100113_341860.html
これまで日本においては電子書籍の流通の問題が注目を集めていましたが、「Kindle」以外の新しい電子書籍リーダーもいくつか発表され、話題の中心がハードウェアの方に移ってきたように感じられます。
一方、2009年の年末には、電子書籍ビジネスにおける興味深い問題を指摘する記事が相次いで公開されました。
- 電子ブックリーダーのプライバシーポリシーまとめ:Kindleでは本があなたを読む
〔Engadget Japanese - 2009年12月27日〕
http://japanese.engadget.com/2009/12/27/kindle-privacy/
- プライバシーに関する電子書籍バイヤーズガイド
〔マガジン航 - 2009年12月29日〕
http://www.dotbook.jp/magazine-k/an_e-book_buyers_guide_to_privacy/
- デジタル配信への移行で我々が失うもの
〔P2Pとかその辺のお話@はてな - 2009年12月29日〕
http://d.hatena.ne.jp/heatwave_p2p/20091229/p1
これらの記事は、AmazonのKindleにおけるコンテンツ削除問題と合わせ、書籍のデジタル化がビジネスと結びつくと、必ずしも明るい未来だけを消費者に提供するわけではないことを示しているように思われます。
なお、2009年1月13日には国内21の出版社によって一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」(仮称)が設立される、という内容の報道がありました。
- 電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い
〔asahi.com(朝日新聞社) - 2010年1月13日〕
http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503.html
この記事によると「新組織は、出版社からデータを整えて送る際の規格や方式を共通化した「フォーマット」作りも進める」とのことです。
実業史研究情報センターのデジタル化(テキスト化)プロジェクト
所蔵資料のデジタル化を進めている国会図書館(NDL)の長尾真館長は、年頭にあたり、デジタル化を前提とした情報発信の必要性を説くと共に、2010年は「日常生活における読書スタイルが変り、図書館の利用法もこれまでとは違ったものとなってゆくきっかけの年となるでしょう」と述べおられます。
実業史研究情報センターでは『渋沢栄一伝記資料』のデジタル化プロジェクト(「デジタル伝記資料」)を進めておりますが、2009年には、デジタル化(テキスト化)した本文を解体し、項目ごとにまとめられた出来事を日付順に再構築した「『渡米実業団』日録」という実験的なコンテンツを公開いたしました。
ここでは、『渋沢栄一伝記資料』の中にある情報が「書籍」というパッケージの枠から解き放たれ、他のリソースとも繋がっていくことで、資料の新しい利用価値が生み出されています。
2010年には上記のような動向を踏まえながら、新しい次の一歩を踏み出してゆきたいと考えております。実業史研究情報センターの今後の活動に、どうぞご期待下さい。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブックス」定点観測は毎月第1月曜の更新日に掲載する予定です。