帝国データバンク史料館の機関誌『帝国データバンク史料館だより Muse』の特別号として『別冊Muse 2012』(帝国データバンク史料館, 2012.10)が刊行されました。「企業と史料 : 資料の収集、保管そして利活用の現状と課題」というサブタイトルを持つ同誌には、実業史研究情報センター・企業史料プロジェクト担当の松崎裕子が司会を務めた座談会の記事「アーカイブズを社会の力...とするために」が掲載されています(p57-79)。
- 『別冊Muse 2012』刊行のお知らせ
〔帝国データバンク史料館 - 2012年10月31日〕
http://www.tdb-muse.jp/info/2012/10/muse2012.html
座談会では、司会のほか3名のアーキビストと学芸員が、それぞれの立場からアーカイブズに懸ける思いや自らの使命、そして組織や社会においてアーカイブズが果たす役割などについて語り合っています。
なお、「経営史研究の開拓者、その素顔に迫る」と題された由井常彦氏(明治大学名誉教授、公益財団法人三井文庫常務理事・文庫長、渋沢栄一記念財団理事)へのインタビューでは、恩師土屋喬雄のこと、渋沢栄一、敬三との関わりについても言及されています。
また、麗澤大学大学院教授・佐藤政則氏の「企業アーカイブへの期待 : 歴史的資料で組織を支える」では、実業史研究情報センター編『世界のビジネス・アーカイブズ』の内容について触れられています(p31-35)。
冊子の目次・入手方法などは、上記リンク先をご覧ください。