書誌事項
雨夜譚余聞 / 渋沢栄一述 ; 石井浩解説
東京 : 小学館, 1998.08
281p ; 20cm (地球人ライブラリー ; 39)
注記: 写真・資料協力: 渋沢史料館 ; 注釈作成: 秦玄一 ; 校閲: 三友社 ; 編集協力: 小野寺美華, 新井朝子 ; DTP: クリエイティブ・サノ・ジャパン ; 装丁: 田島司 ; 装画: 高橋常政 ; ブックガイドの資料作成・協力: 菅谷淳夫, 森田暁, 吉村明彦 ; 渋沢栄一の肖像あり ; ISBN: 409251039X
解題
渋沢栄一の談話を収録した「雨夜譚」の大部分と『青淵回顧録』の一部を抜粋して一冊にまとめ、栄一の生涯を概観できるように編集し、現代仮名遣いに改め古い用語は現代的にわかりやすくしたもの。第1章から第5章は幼時から大蔵省退官までの記録で、『渋沢栄一伝記資料. 別巻第5』収載の「雨夜譚」を底本としている。また第6章から第10章は「雨夜譚」以降の実業界転身から喜寿までの経歴で、種々の実業、実業教育と慈善事業、外遊などについて『青淵回顧録』(同刊行会, 1927)56話より10話を抽出し、さらに要点をまとめている。巻末に関連書籍25冊を解題付で紹介。解説者は渋沢史料館副館長(執筆時)。
目次
項目 | ページ |
---|---|
口絵 | 巻頭 |
目次 | 巻頭 |
第1章 百姓の子から憂国の志士へ | 8 |
第2章 幕末の京と一橋家 | 35 |
第3章 海を渡る攘夷家 | 87 |
第4章 静岡藩から新政府へ | 120 |
第5章 大蔵省での日々 | 142 |
第6章 実業界に身を投じる | 165 |
第7章 実業教育と慈善事業に奔走する | 180 |
第8章 さまざまなる事業に邁進する | 200 |
第9章 欧米漫遊の旅へ | 229 |
第10章 一切の責任ある地位を去る | 249 |
年表・渋沢栄一の足跡 | 260 |
解説 / 石井浩 | 263 |
リスト・オブ・ブックス | 271 |
多才なる一族・渋沢家 | 272 |
栄一が駆けた激動の時代 | 274 |
熱き起業家魂 | 276 |
先人がつくった理想郷 | 278 |
文化を輸入した留学者たち | 280 |
本書のプロフィール | 巻末 |
外部機関の所蔵データほか
NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2
参考リンク
- [栄一関連文献][文献解題] 渋沢栄一『雨夜譚』 【岩波書店,1984】
〔実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」 - 2013年9月3日〕
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20130903/1378194790 - [栄一関連文献][文献解題] 『青淵回顧録』 【青淵回顧録刊行会,1927】
〔実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」 - 2013年9月10日〕
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20130910/1378780351