情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 1915(大正4)年1月20日 ポイント活字母型完成「秀英型ポイント式活字」として売り出す 【大日本印刷(株)『大日本印刷百三十年史. 資料編』(2007.04)掲載】

 100年前の1月20日に何があったか、「渋沢社史データベース」(略称:SSD)で検索してみました。ヒットした6件の中に活字母型の事項がありましたのでご紹介します。

 「秀英型」は大日本印刷の前身である秀英舎が作成したオリジナル書体で、「秀英体」として知られています。秀英舎は1876年(明治9)佐久間貞一らによって設立され、渋沢栄一の援助で製紙会社東京分社印刷工場の印刷機械を借用して操業しました。