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『渋沢史料館年報. 2017年度』 【渋沢史料館,2019】

書誌事項

渋沢史料館年報. 2017年度 / 渋沢栄一記念財団渋沢史料館編
 東京 : 渋沢栄一記念財団渋沢史料館, 2019.03
 40, 26p ; 26cm
 注記: 1984年度-1998年度のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館年報, 年刊 ; 1999年度-2011年度のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館報, 3年刊 ; 2012年度以降のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館年報, 年刊

解題

 渋沢史料館の2017年度年報。同館の概要、2017年度の事業、資料を掲載した「年報編」と、論考等の記事2本を掲載した「調査研究編」からなる。「年報編」は巻頭より横書き、「調査研究編」は巻末より縦書きで掲載。
 記事1本目は、史料館副館長桑原功一による展示記録「常設展示 手紙にみる幅広い交流「旧幕府関係者からの手紙」の展示記録」。2016年度から2019年8月末まで行った、黒川芙蓉軒(喜兵衛)、梅沢守義(孫太郎)、川村正平(恵十郎)、矢野次郎(二郎)、榎本武揚ら旧幕府関係者から渋沢栄一宛に送られた書簡を通し、その交流を紹介した展示の記録。各書簡の翻刻を併載。
 記事2本目は、同館学芸員関根仁による研究ノート「一八七六年フィラデルフィア万国博覧会と穂積陳重」。のちに渋沢栄一の長女・歌子と結婚する法学者穂積陳重(ほづみ・のぶしげ、1855-1926)。若き英国留学時代の陳重の日記「英国紀行 第三」(1867年)の記述をもとに、日本人留学生の視点からフィラデルフィア万博の見学の様子を紹介。菊池武夫、鳩山和夫など他の日本人留学生日記にみる同万博への評価との相違点も示唆する。

書影

渋沢史料館年報. 2017年度

目次

項目ページ
年報編
ごあいさつ1
目次2
I. 渋沢史料館の概要3
1. 沿革3
2. 施設概要3
3. 常設展示4
4. ホームページ4
II. 2017年度の事業5
1. 来館者数(1998年度〜2017年度)5
2. 資料の収集5
3. 資料の利用6
4. 資料の整備11
5. 展示12
6. 調査・研究15
7. 教育普及23
8. 刊行物29
9. 広報30
10. 晩香廬・青淵文庫の内部公開33
11. その他34
III. 資料[35]
1. 渋沢史料館館則37
2. 渋沢史料館観覧規定39
調査研究編
目次
【展示記録】
常設展示 手紙にみる幅広い交流「旧幕府関係者からの手紙」の展示記録 / 桑原功一1
  はじめに1
  一 常設展示 手紙にみる幅広い交流「旧幕府関係者からの手紙」展の概要1
  二 展示内容3
  三 展示書簡の翻刻9
    2 黒川芙蓉軒書簡 渋沢栄一宛(複製) 明治一〇(一八七七)年一二月九日9
    4 梅沢守義(孫太郎)書簡 渋沢栄一宛 年未詳三月二四日10
    6 川上正平書簡 渋沢栄一宛(複製) 明治六(一八七三)年カ)一月二三日12
    8 矢野次郎書簡 渋沢栄一宛(複製) 明治一一(一八七八)年カ)二月二七日14
    10 榎本武揚書簡 渋沢栄一宛 年未詳五月九日15
【研究ノート】
一八七六年フィラデルフィア万国博覧会と穂積陳重 / 関根仁17
  はじめに17
  一 陳重の「英国紀行 第三」18
  二 万博見学、初日(一八七六年八月一日)18
     本館を見学18
     日本館で昼食19
     本館で日本展示を見る19
     清国の展示を見る20
  三 万博見学、二日目(一八七六年八月二日)21
     メモリアルホールを見学する21
     女工博覧場と米国館を見学21
     日本売店の様子22
     園芸館で食虫植物を見る22
  四 万博見学、最終日(一八七六年八月三日)23
     農業館を見る23
     モロッコおよびトルコの売店に立ち寄る23
     機械館を見学する23
  おわりに24
  注25

外部機関の所蔵データほか

NDL ONLINE / CiNii Books / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス

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更新履歴

2020.08.26:カテゴリーを修正