情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブック検索定点観測 第10回 (検索日時:2008.12.01 14:50)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1147(↓)223(↑)3(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1174(↓)223(↑)3(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)1208(↓)499(↑)0(→)
shibusawa eiichi (books.google.com)2049(↓)521(↑)0(→)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1463(↓)516(↑)0(→)
eiichi shibusawa (books.google.com)1853(↓)529(↑)0(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)172(↑)45(↑)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)172(↑)45(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)172(↑)45(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)172(↑)45(↑)1(→)

第9回の定点観測(2008.11.01検索)と比べ、限定/全体表示が全て増加しています。一方で、「books.google.co.jp」での「shibusawa eiihci」(すべての書籍)における減少(1602→1208)が目立ちます。減少している項目においては、全て「books.google.com」より「books.google.co.jp」の方が減少数が多いという興味深い傾向が見られます。
ところで、2008年11月にはデジタル・アーカイブズに関する大きなニュースが2つありました。

残念ながら「Europeana」はアクセス過多でサーバがダウンしたようですが、「LIFE」誌の写真コレクションはGoogleのインフラを利用し、安定した運用を実現しているように見受けられます。
日本では国立国会図書館が「児童書デジタルライブラリー」に490タイトルの資料を追加し、1,687タイトルの児童書が閲覧できるようになりました(一部「近代デジタルライブラリー」で公開)。

「児童書デジタルライブラリー」の閲覧システムはシンプルなものですが、書籍のデジタル画像をストレスなく見ることができます。「Europeana」の事例は、デジタル・アーカイブズの公開時に適正なサーバ環境を整えることの重要性と困難さを示しているようにも思われます。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。