情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブック検索定点観測 第13回 (検索日時:2009.03.01 21:50)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1200(↓)228(↓)3(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1169(↓)228(↓)3(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)1208(↑)538(↑)1(→)
shibusawa eiichi (books.google.com)1691(↑)543(↑)1(→)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1300(↑)539(↑)1(→)
eiichi shibusawa (books.google.com)1579(↑)555(↑)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)217(↓)16(↑)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)216(↓)51(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)217(↓)16(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)216(↓)51(↑)1(→)

定点観測を行った時点では、検索結果のリロードを繰り返しても検索結果の件数がほとんど変わることなく、Googleブック検索は非常に安定しているように感じました。「eiichi shibusawa」を除けば、前回(2009.02.01検索)の結果(ヒットした件数)との違いも100件以内におさまっています。
さて、2009年2月24日、Googleが日本の主要な新聞に告知広告を掲載して以来、Googleブック検索に対するアメリカでの集団訴訟の和解が日本の著作権者にも影響を及ぼすとして、ネット上でも大きな話題となっています。

日本書籍出版協会は国際出版連合(IPA)による報告書の翻訳「GOOGLE/著作者団体/米国出版社協会その他 和解合意(2008年)」と「Googleとアメリカ作家組合、アメリカ出版協会会員社との和解について」(2009年2月20日付)という文書(リンク先はいずれもPDF)を公開していますが、それによると権利者には5つの選択肢があるとのことです。

上記 ITmedia の記事には「和解は米国で著作権を有する権利者が対象で、スキャンした書籍データが載るのも米国のGoogleブック検索のみ。日本からはサービスを利用できない」とありますが、Googleブック検索には、渋沢栄一(しぶさわ・えいいち、1840-1931)が著者に含まれている書籍も数多く登録されています。今後、事態がどのように推移していくのか、注意深く見守っていきたいと思います。

参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。