情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『真岡工場要覧』 【樺太工業, [1925]】

会社名

樺太工業株式会社 [Karafuto Kogyo Kabushiki Kaisha]

書誌事項

真岡工場要覧
 真岡町(樺太) : 樺太工業, [1925]
 11, 8p, 図版5枚 ; 16x23cm
 注記: Title in romaji: Maoka kojo yoran ; 折込図1枚 ; 表紙のタイトル: 樺太工業株式会社真岡工場要覧 : 行啓記念 ; 印刷: 井口印刷 ; 縦組み ; 標題紙に「上等洋紙年産四千万封度、創業大正八年九月、樺太真岡」とあり ; 出版年は本文より推定 ; 用紙は自社製品

外部機関の所蔵データほか

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社史紹介

輸入に頼っていたパルプの国産化を目指し、大川平三郎(おおかわ・へいざぶろう、1860-1936)は原料木材と燃料石炭の豊富な樺太に1913年(大2)樺太工業(株)を創立。泊居(とまりおる)工場に続いて1924年(大13)恵須取(えすとる)工場も操業し、両工場合わせ年間8万トンのパルプを生産する。一方で上質洋紙生産を目指し1919年(大8)真岡工場を操業。模造紙、印刷用紙、半紙など年間4千万ポンド(約2万トン)を生産し国内やアジア各地で販売。
行啓記念として刊行された真岡工場要覧は、小冊子ながら沿革と現況を写真・図表入りでわかりやすく記述している。
[1933年(昭8)王子製紙(株)に合併(現・王子ホールディングス(株))]

参考リンク

更新履歴

2013.03.07:参考リンクに「王子製紙関連社史及び文献案内」(PDF)、「社史紹介(速報版)」エントリーを追加
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。