渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第827号(2018.02)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。
- 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
- 梅始開 栄一
朝霞たなひきそめし我園の
みなみの岡は梅咲きにけり (明治三七年)- フランス大使ポール・クローデル送別午餐会 日本工業倶楽部(昭和2年2月13日) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
- 『渋沢栄一訓言集』より
○ 順境にある者は、往々調子に乗る弊がある。人間界の万事はすべて意のごとくならぬものである。かかるありさまがいつまで続くものと、その心に油断が生ずればこそ、外界の誘惑に打ち克(か)つことを得ずして、ついに一身を誤るのである。「名ヲ成スハ毎(ツネ)ニ窮苦ノ日ニ在リ、事ヲ敗ルハ多ク得意ノ時ニ因ス」という古人の警句は、極めて簡単ではあるが、よく個中の消息を穿(うが)ったものだ。
○ 不平というものは、その人を愚痴、怨恨、自暴の逆境に導く恐れがある。世の中の事は、すべて我が意のままにならぬ習いであるから、ある程度までは不平を堪えて分に安んじなくてはならない。
○ 高尚なる人格を具えて、正義人道を行い、しかる後に得たる富と地位でなければ真の成功とは言い得ない。- 【随想】飛鳥山って山? / 水野滋 …… p.5-6
- 渋沢栄一訓言集より …… p.7
- 米大学の懸賞論文に当選 渋沢栄一より懸賞金を授与された鈴木孝一郎 / 鹿島高光 …… p.20-23
- 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図〔94〕国際・親善 …… p.27
- 渋沢平九郎の遺芳を偲(しの)ぶ : 越生町に遺るゆかりの品 / 町田尚夫 …… p.38-41
- 【「せいえんひろば」 財団トピックス】シンポジウム 1867年パリ万国博覧会と幕末日本〜人物で読み解く〜を開催 …… p.43
- 【渋沢財団 情報資源センターだより】 No.416 北欧、インドでの企業アーカイブズ会議に参加、国際的ネットワークを広げた1年 …… p.47-46
- 【史料館の窓】建築を文様から楽しむ! …… p.48
- 『渋沢栄一を知る事典』 この1冊で“渋沢栄一”の全てがわかる!財団による解説書。 …… 裏表紙
- 機関誌『青淵』
〔財団概要|公益財団法人渋沢栄一記念財団〕
http://www.shibusawa.or.jp/outline/seien/