メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」第79号を2019年3月13日(水)に配信いたしました。
■文献情報:パナソニックのアーカイブズ
■企業団体情報:デイブ・スミス氏(元ウォルト・ディズニー・アーカイブズーキビスト)訃報
☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆
メールマガジンは、近日中にバックナンバーとしてウェブに掲載する予定です。
- ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)
http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/index.html
公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。
メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」第79号を2019年3月13日(水)に配信いたしました。
■文献情報:パナソニックのアーカイブズ
■企業団体情報:デイブ・スミス氏(元ウォルト・ディズニー・アーカイブズーキビスト)訃報
☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆
メールマガジンは、近日中にバックナンバーとしてウェブに掲載する予定です。
渋沢史料館年報. 2016年度 / 渋沢栄一記念財団渋沢史料館編
東京 : 渋沢栄一記念財団渋沢史料館, 2018.03
34, 52p ; 30cm
注記: 1984年度-1998年度のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館年報, 年刊 ; 1999年度-2011年度のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館報, 3年刊 ; 2012年度以降のタイトルと刊行頻度: 渋沢史料館年報, 年刊
渋沢史料館の2016年度年報。同館の概要、2016年度の事業、資料を掲載した「年報編」と、論考等の記事4本を掲載した「調査研究編」からなる。「年報編」は巻頭より横書き、「調査研究編」は巻末より縦書きで掲載。
記事1本目は、史料館学芸員川上恵による活動紹介「八十八年ぶりの平和の使者「友情人形」歓迎式典」。2015年ギューリック3世ご夫妻来日を機に実施した、新たな「青い目の人形」「答礼人形」交換についての事業報告。1927年、渋沢栄一とシドニー・ルイス・ギューリックは、当時緊張関係にあった日米間の関係改善のため、次世代を担う両国の子供たちが「友情人形」を贈呈しあう”The Doll Project”を行った。
記事2本目は、同館学芸員永井美穂による研究ノート「渋沢栄一と帽子」。2016年2月20日に開催された飛鳥山三つの博物館合同事業「飛鳥山1日大学」(共通テーマ「衣」)の講義原稿を加筆改訂した論考。幕末の渡欧以来、帽子に親しみ、国産帽子の製造に挑んだ渋沢栄一と帽子との関わりを、資料を通して紹介する。
記事3本目は、同館学芸員関根仁による資料紹介「渋沢史料館所蔵「杉浦靄山詩稿 帰東雑草」」。渋沢栄一と杉浦靄山(譲)との共著『航西日記』に収載される同題漢詩集のもとになったと考えられる資料を、全文翻刻とともに紹介する。2017年渋沢史料館企画展「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」開催のための調査成果の一つ。
記事4本目は、小林哲也氏(東洋大学大学院)による展示批評「企画展「企画展「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」をみて」。同企画展について、幕末維新史研究の視点から概観した展評。
項目 | ページ | |
---|---|---|
年報編 | ||
ごあいさつ | 1 | |
目次 | 2 | |
I. 渋沢史料館の概要 | 3 | |
1. 沿革 | 3 | |
2. 施設概要 | 3 | |
3. 常設展示 | 3 | |
4. ホームページ | 4 | |
II. 2016年度の事業 | 5 | |
1. 来館者数(1998年度〜2016年度) | 5 | |
2. 資料の収集 | 5 | |
3. 資料の利用 | 6 | |
4. 資料の整備 | 11 | |
5. 展示 | 12 | |
6. 調査・研究 | 14 | |
7. 教育普及 | 21 | |
8. 刊行物 | 23 | |
9. 広報 | 24 | |
10. 晩香廬・青淵文庫の内部公開 | 26 | |
11. その他 | 27 | |
III. 資料 | [29] | |
1. 渋沢史料館館則 | 31 | |
2. 渋沢史料館観覧規定 | 33 | |
調査研究編 | ||
目次 | ||
【活動紹介】 | ||
八十八年ぶりの平和の使者「友情人形」歓迎式典 / 川上恵 | 1 | |
はじめに | 1 | |
一 開催の経緯 | 1 | |
「答礼人形 福島絹子」との出会い | 1 | |
青い目の人形を展示する | 3 | |
二 式典開催の提案と準備 | 3 | |
三 歓迎式典の式次第 | 5 | |
四 歓迎式典の様子 | 6 | |
五 式典の成果、反響など | 7 | |
おわりに | 7 | |
注 | 8 | |
【研究ノート】 | ||
渋沢栄一と帽子 / 永井美穂 | 11 | |
はじめに | 11 | |
一 帽子との出会い | 11 | |
二 国産帽子製造への挑戦 | 12 | |
(1) 日本製帽会社の苦戦 | 12 | |
(2) 東京帽子株式会社の誕生 | 13 | |
三 帽子をかぶる : 写真で見る渋沢栄一と帽子 | 14 | |
(1) 大礼帽 | 14 | |
(2) シルクハット | 15 | |
(3) 山高帽 | 16 | |
(4) 中折帽 | 17 | |
(5) 其の他の帽子 | 17 | |
四 山高帽のイメージ | 17 | |
山高帽とフロックコート | 17 | |
映画『山高帽子』 | 18 | |
おわりに | 19 | |
注 | 20 | |
主な参考文献 | 21 | |
【資料紹介】 | ||
渋沢史料館所蔵 「杉浦靄山詩稿 帰東雑草」 / 関根仁 | 23 | |
はじめに | 23 | |
一 杉浦譲と渋沢栄一 | 23 | |
杉浦譲の略歴 | 23 | |
杉浦譲と渋沢栄一の交友 | 24 | |
二 杉浦の渡欧と漢詩 | 24 | |
三 資料の概要 | 25 | |
資料の基本情報 | 25 | |
収録されている漢詩の概要 | 26 | |
四 資料の特徴 | 27 | |
収録の漢詩と杉浦日記 | 27 | |
中村正直による「叙」 | 28 | |
渋沢栄一宛て書簡群 | 28 | |
五 『航西日記』との関連性 | 29 | |
『航西日記』巻之六に収録された「帰東雑草」 | 29 | |
『航西日記』収録の意図 | 30 | |
おわりに | 32 | |
注 | 32 | |
凡例 | 34 | |
[「帰東雑草」資料翻刻] | [35] | |
【表】渋沢史料館所蔵 「杉浦靄山詩稿 帰東雑草」収録の漢詩 | 47 | |
【展示批評】 | ||
企画展「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」をみて / 小林哲也 | 49 | |
はじめに | 49 | |
企画展の構成 | 49 | |
各章の概要 | 50 | |
企画展の感想と要望 | 52 |
NDL ONLINE / CiNii Books / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス
2020.08.26:カテゴリーを修正
渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第840号(2019.03)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。
- 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
- 窓早梅 栄一
日おもての窓さしのぞく梅が枝に
かぞふるばかり見ゆる初花 (明治三七年)- 海外植民学校第3回卒業生 飛鳥山邸(大正10年3月) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
- 『渋沢栄一訓言集』より
○ 理解力あり、記憶力あり、思慮といい、健康といい、社会に立ち得るからは、老人なりとて、空しく月日を送るは、人の本分にもとるものと言わねばならない。
○ 人はその生命の有らん限りは精神の存在者であって、肉塊の存在者とはなりたくない。まだあの人は生きているかと言われるのは、これ実に肉塊の存在者である。
○ 余はすでに銀行頭取は辞職して、実業界から引退したが、国民たることは辞職できぬものと思っているゆえに、今後はさらに、社会事業のため老躯(ろうく)をひっさげて、一意専心尽瘁(じんすい)しようと思っている。
○ 既往を顧みれば、後悔する点がすこぶる多い。しかしその後悔が己(おの)れを奮起せしめる動機となることも、また少なくはない。- 国際的な青年交流と人材育成への取り組み / 川上和久 …… p.26-28
- 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図〔107〕演劇・美術 …… p.41
- 【「せいえんひろば」読者のコーナー】 疎開の思い出 …… p.42
- 【「せいえんひろば」財団トピックス】 「論語とそろばん」セミナー2019を開催/加茂支部の支部長が交代 …… p.42
- [常務理事新任のご挨拶] ……p.43
- 【渋沢財団 研究センターだより】 No.427 『渋沢栄一と「フィランソロピー」』シリーズ研究会の開催/倉敷シンポジウムの開催/「論語とそろばん」セミナー2019の開催 …… p.47-46
- 【史料館の窓】 春の夢 …… p.48
- 渋沢栄一はその先を見ている : 渋沢史料館 [渋沢史料館広告] …… 裏表紙
情報資源センターのウェブサイトで公開している「世界/日本のビジネス・アーカイブズ」に、「パナソニックのアーカイブズ」を掲載しました。(2019.02.26)
本稿では経営理念の継承のための企業アーカイブズとして草分けであり、日本の企業アーカイブズのモデル、ベンチマークであり続けてきたパナソニックの企業アーカイブズを取り上げて、企業アーカイブズと信頼の関係について掘り下げます。後半では特に、2018年の創業100周年を記念した100年史の編纂、歴史資産アーカイブズシステムの構築、パナソニックミュージアムエリア全体の活用を紹介しながら、アーカイブズのデジタル化と情報資産としての活用の意義についても考察します。
ご高覧いただければ幸いです。