情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『日本勧業銀行創業二十年志』 【日本勧業銀行, 1917】

会社名/沿革

  • 株式会社日本勧業銀行 [Kabushiki Kaisha Nippon Kangyo Ginko]

 1896(明治29)年、日本勧業銀行法公布。設立委員会による開業準備を経て、翌1897(明治30)年に特殊銀行として開業。主に農工業者や公共団体向けに低金利または無抵当で資金の貸付を行う。[1950(昭和25)年、日本勧業銀行法廃止に伴い普通銀行に転換。1971(昭和46)年、株式会社第一銀行と合併し株式会社第一勧業銀行となる。2002(平成14)年より株式会社みずほ銀行に改称。]

社史メモ

 創業から1917(大正6)年までの20年間を記録した社史。三方金を施し、布張りの表紙には稲穂や楮、算盤などの文様を箔押しで配した豪華な装幀。本文は「沿革」「業務」に分けられ、巻末に役員肖像写真、定款などを掲載。創業から年数が浅いため、本文の大半は貸付や債券発行など業務の記録である。一部写真付きで貸付先の事業実例が掲載されており、当時どのような事業が行われていたのかを知る貴重な文献にもなっている。

栄一メモ

 渋沢栄一は田尻稲次郎、添田寿一らとともに日本勧業銀行設立委員の一人に任命された。設立委員会は同行定款の審議、株主の募集、設立免許の稟請など設立に関する事務を行った。同行が開業すると栄一は株主となる。創業十周年、二十周年の記念祝賀会にも参加している。

  • 沿革
    • 設立事情(p4)(設立委員に渋沢栄一の指名あり)

書誌事項など

日本勧業銀行創業二十年志 / 日本勧業銀行著作
 東京 : 日本勧業銀行 : 1917.11
 7, 218p, 図版16枚 ; 31cm
 注記: 表紙のタイトル: 創業弐拾年志 ; 印刷者: 井上源之丞 ; 印刷所: 凸版印刷分工場 ; 和装 ; 非売品 ; 縦組み

日本勧業銀行創業二十年志

栄一関連情報

参考リンク

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その181)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

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最近の #渋沢栄一 関連情報から(2022.10.26)

渋沢栄一記念財団

栄一関連会社・団体・事業

ゆかりの地

栄一関連文献

反響など

第24回図書館総合展 国立国会図書館主催フォーラム「#NDL全文使ってみた~「次世代デジタルライブラリー」&「NDL Ngram Viewer」」(2022年11月1日 Zoomウェビナー)

 2022年11月1日(火)にオンラインで開催される第24回図書館総合展 国立国会図書館主催フォーラム「#NDL全文使ってみた~「次世代デジタルライブラリー」&「NDL Ngram Viewer」」の第1部「図書館員活用編」に、情報資源センター長の茂原暢が登壇します。

  • 第24回図書館総合展 国立国会図書館主催フォーラム「#NDL全文使ってみた~「次世代デジタルライブラリー」&「NDL Ngram Viewer」」
    〔NDLラボ - 2022年10月5日〕
    https://lab.ndl.go.jp/event/lff2022/

#NDL全文使ってみた~「次世代デジタルライブラリー」&「NDL Ngram Viewer」
 日時 : 2022年11月1日(火)15:00~17:10
 開催形式 : オンライン(Zoom ウェビナー)
 参加費 : 無料 (要 参加申込)

 国立国会図書館が令和3年度OCRテキスト化事業として作成した全文テキストデータのうち、著作権保護期間の満了した図書約28万件については、実験サービス「次世代デジタルライブラリー」及び「NDL Ngram Viewer」で利用可能となっています。このフォーラムでは、これら2つの実験サービス及びその活用事例を紹介するとともに、OCRによるテキスト化や全文テキストデータの活用可能性について、研究者や実務家によるディスカッションが行われます。
 フォーラムのプログラムや参加申込方法など、詳細についてはリンク先をご覧下さい。みなさまのご参加をお待ちしております。

参考リンク

  • 渋沢栄一記念財団情報資源センターが公開するデジタルアーカイブについて. びぶろす. 2019, (85・86), p. 25-29.
    〔国立国会書館デジタルコレクション〕
    https://doi.org/10.11501/11456963
  • E2456 - 『渋沢栄一伝記資料』とデジタル化の現在
    〔カレントアウェアネス・ポータル - 2021年12月23日〕
    https://current.ndl.go.jp/e2456
  • 第24回図書館総合展で主催したフォーラムの録画と概要を公開しました
    〔NDLラボ - 2022年12月12日〕
    https://lab.ndl.go.jp/news/2022/2022-12-12/
  • 第24回図書館総合展フォーラム「#NDL全文使ってみた~「次世代デジタルライブラリー」&「NDL Ngram Viewer」」 - 国立国会図書館公式チャンネル
    〔YouTube - 2022年12月12日〕
    https://www.youtube.com/watch?v=6iEm1yLXHKk

更新履歴

  • 2022.12.12:参考リンクに2件追加しました。
     

企業史料協議会 第11回ビジネスアーカイブズの日シンポジウム「企業アーカイブズの価値再発見」(2022年11月10日 ハイブリッド開催)

 2022年11月10日(木)にハイブリッド開催される企業史料協議会 第11回ビジネスアーカイブズの日シンポジウム「企業アーカイブズの価値再発見」で、情報資源センター企業史料プロジェクト担当の松崎裕子がパネルディスカッションのモデレータを務めます。

  • 主催 : 企業史料協議会
  • 日時 : 2022年11月10日(木) 13:00-16:45 (要申込)
  • 会場 : 一橋大学 一橋講堂 中会議場、Zoomミーティング(オンライン)
  • 内容:
    企業にとって企業アーカイブズの存在意義とは何か。企業アーカイブズに蓄積された史資料や データから企業の存在価値を引き出すにはどうすればよいか。今回のシンポジウムでは、 これからの社会における企業アーカイブズの価値再発見への道を探ります。
  • プログラム(敬称略):
    • 開会挨拶 企業史料協議会会長 石原邦夫
    • 特別講演「DX時代に企業アーカイブズを経営層にどう売り込むか」 博士(情報科学)東北大学 山﨑久道
    • 基調講演「変革期にこそアーカイブズを 組織を強くするための自己検証と社会発信」 自由学園資料室主任研究員 村上民
    • パネルディスカッション「経営にとっての組織アーカイブズの価値と存在意義」
      モデレータ:(公財)渋沢栄一記念財団情報資源センター企業史料プロジェクト担当・企業史料協議会理事 松崎裕子
      パネリスト:
       自由学園資料室主任研究員 村上民
       株式会社資生堂アート&ヘリテージマネジメント部 小泉智佐子
       富士通株式会社総務本部総務部アーカイブズG 笠原正子
      オブザーバー:山﨑久道
    • 閉会挨拶 企業史料協議会副会長 阿部武司
    • 総合司会 野秋誠治(企業史料協議会理事)

 タイムスケジュール、参加申込方法など、詳細についてはリンク先をご覧下さい。みなさまのご参加をお待ちしております。
 

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その180)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

ゆかりの地

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これまでのログ

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最近の #渋沢栄一 関連情報から(2022.10.19)

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