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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『東海汽船130年のあゆみ : History of 130 years』 【東海汽船, 2020】

会社名/沿革

  • 東海汽船株式会社 [Tokai Kisen Kabushiki Kaisha]
    [Tokai Kisen Co.,Ltd.]

 東京湾内で海運事業を行う会社の合併により、1889(明治22)年に東京湾汽船会社が創立。合併前の会社の船舶と事業を引き継ぎ、現在の東京・神奈川・千葉各地の航路を運航した。翌年株式会社に改組。また、資材輸送をきっかけに三宅島、大島などへの離島航路を確立。1942(昭和17)年、社名を東海汽船株式会社に改称。

社史メモ

 『東海汽船80年のあゆみ』に続く社史として刊行された。黎明期、激動期、飛躍期の3つの時代に大別した全13編の本編、創立100周年事業として設立された東京ヴァンテアンクルーズ株式会社などのグループ会社小史、資料編等から成る。本編は編年体で組まれ、年ごとに出来事を記述。各所トピックスも充実している。

栄一メモ

 東京湾内航路で激しく競合し互いに消耗していく海運各社に対し、渋沢栄一は同社の創立を指導。腹心の梅浦誠一らを経営に斡旋している。栄一自身は同社の役職には就かなかったが、梅浦はじめ歴代社長や役員には栄一とかかわりのある人物の名前が複数みられる。

  • ご挨拶 / 山崎潤一(巻頭)
  • 黎明期
    • 1 創業期
      • 1. 歴史的背景(p18-19)
      • 2. 会社創立(p19-20)
      • 3. 創業関係者の横顔(p21-22)
      • Topics 2 前田清照社長のこと(p29)
    • 4 不定期航路の反映と経営刷新
      • Topics 6 桜井亀二社長の横顔(p64)
      • Topics 7 渡辺家との関わり(p73)

書誌事項など

東海汽船130年のあゆみ : History of 130 years / 東海汽船株式会社編
 東京 : 東海汽船 : 2020.09
 424p ; 30cm + DVD-Video 1枚 (12cm)
 注記: 制作・印刷: 図書印刷, ワンダーランド ; 横組み

東海汽船130年のあゆみ

栄一関連情報

参考リンク

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その205)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

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反響など

これまでのログ

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最近の #渋沢栄一 関連情報から(2023.04.26)

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栄一関連文献

反響など

『養育院の「院長さん」渋沢栄一 : 父となり祖父となり曽祖父となり』 【渋沢栄一記念財団渋沢史料館,2023.03】

書誌事項

養育院の「院長さん」渋沢栄一 : 父となり祖父となり曽祖父となり / 渋沢栄一記念財団渋沢史料館編
 東京 : 渋沢栄一記念財団渋沢史料館, 2023.03
 13p ; 30cm
 注記: 展覧会カタログ ; 会期・会場: 2023年3月18日-5月28日:渋沢史料館

解題

 渋沢栄一は生涯、企業育成に関わると同時に、数多くの社会公共事業にも尽力した。なかでも、1879(明治12)年から1931(昭和6)年まで52年のあいだ院長をつとめた「養育院」は、栄一の社会公共事業との関わりの出発点であり、活動の基盤であった。
 栄一がとりわけ気にかけていたさまざまな事情を抱えた保護児童たちとの関係を取り上げながら、養育院における栄一の活動と想いをたどる企画展の解説パンフレット。栄一が一年を通じてどのように養育院に携わったのかがわかる「「院長さん」の一年(明治44年「日記」より)」なども掲載。

書影

養育院の院長さん渋沢栄一

目次

項目ページ
開催にあたって表紙裏
凡例表紙裏
目次表紙裏
第1章 養育院と栄一のあゆみ1
 草創期の養育院と栄一1
 養育院と松平定信3
 児童保護の本格化4
 移転・分院の設立4
 巣鴨分院と児童たち5
 瓜生岩子の招聘4
第2章 「院長さん」の活動・想い6
 院長さんの一年6
 院長さんのお話6
 児童たちの入院事情[8]
 飛鳥山邸への招待10
 慈善事業へのまなざし10
 「院長さんの御邸へよばれて」より10
第3章 生涯、「院長さん」として12
 院長資格を巡って12
 渋沢栄一の「最後」と養育院12
関連年表裏表紙

参考リンク

養育院の「院長さん」渋沢栄一 父となり祖父となり曽祖父となり
〔渋沢史料館|公益財団法人 渋沢栄一記念財団〕
https://www.shibusawa.or.jp/museum/special/2023/kikaku2023_01.html
 

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その204)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

渋沢栄一記念財団

栄一関連会社・団体・事業

ゆかりの地

  • 【Topics】【徹底解説】新1万円札の顔である渋沢栄一の歴史に迫る!血洗島前編【 青天を衝け / 深谷栄一 深谷市公式 Vtuber 】 - 深谷市公式Vtuber深谷栄一
    〔YouTube - 2023年4月9日〕
    https://www.youtube.com/watch?v=2SkWkxOyZ_k
  • 埼玉県出身の実業家・渋沢栄一の「人生ゲーム」大会開催【吉川市】
    〔チイコミ! - 2023年4月18日〕
    https://www2.chiicomi.com/press/2016571/
  • 店員の約5倍のチラシを配れる…感染症の心配ゼロ「遠隔操作アバター・ロボット」の接客力 保育園では「人間の保育士と同程度の役割をこなすことができた」
    〔PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) - 2023年4月19日〕
    https://president.jp/articles/-/67321?page=1

栄一関連文献

反響など

これまでのログ

その1その2その3その4その5その6その7その8その9その10その11その12その13その14その15その16その17その18その19その20その21その22その23その24その25その26その27その28その29その30その31その32その33その34その35その36その37その38その39その40その41その42その43その44その45その46その47その48その49その50その51その52その53その54その55その56その57その58その59その60その61その62その63その64その65その66その67その68その69その70その71その72その73その74その75その76その77その78その79その80その81その82その83その84その85その86その87その88その89その90その91その92その93その94その95その96その97その98その99その100その101その102その103その104その105その106その107その108その109その110その111その112その113その114その115その116その117その118その119その120その121その122その123その124その125その126その127その128その129その130その131その132その133その134その135その136その137その138その139その140その141その142その143その144その145その146その147その148その149その150その151その152その153その154その155その156その157その158その159その160その161その162その163その164その165その166その167その168その169その170その171その172その173その174その175その176その177その178その179その180その181その182その183その184その185その186その187その188その189その190その191その192その193その194その195その196その197その198その199その200その201その202その203
 

最近の #渋沢栄一 関連情報から(2023.04.19)

渋沢栄一記念財団

  • vol.2 ゲスト:橋口勝利さん(慶応義塾大学 教授)|伝七邸 渋沢栄一塾(2023年4月10日放送) - 伝七ステーション
    〔YouTube - 2023年4月13日〕
    https://www.youtube.com/watch?v=8xS69-fvg0o

人物紹介

栄一関連会社・団体・事業

ゆかりの地

反響など

『渋沢栄一、奇跡の10年 : 近代日本国家建設への序章』 【渋沢栄一記念財団,2020.03】

書誌事項

渋沢栄一、奇跡の10年 : 近代日本国家建設への序章 / 渋沢雅英著
 東京 : 渋沢栄一記念財団, 2020.03
 63p ; 18cm
 注記: 渋沢史料館のリニューアルオープンにあわせて刊行

解題

 渋沢史料館のリニューアルオープンに合わせ、渋沢雅英(渋沢栄一曾孫、2020年3月当時渋沢栄一記念財団理事長)が著した渋沢栄一の小伝。1863(文久3)年の京都亡命以降、一橋家仕官、フランス渡航、帰国、静岡藩での活動、明治新政府での奮闘を経たのち、1873(明治6)年民間人として活躍をはじめるまでの10年に着目し、豊富な写真とともに、渋沢栄一と当財団にこめた思いを記す。2023年第2刷刊行。

書影

渋沢栄一奇跡の10年

目次

項目ページ
はじめに : 注目を集める渋沢栄一を幅広く伝える2
目次4
第1章 不思議な人、渋沢栄一6
  誕生12
  天保という時代13
  父と母14
  千代と結婚する[16]
第2章 奇跡の10年 [1863-1873]20
  旅立ち25
  慶喜のもとで27
  フランスへ30
  帰国[34]
  静岡にて36
  新政府への出仕、父との別れ[40]
  新政府での奮闘42
  民間人として[44]
  栄一の思い46
第3章 栄一から受け継いだもの48
  守備範囲の広さ54
  不思議な人気56
  太平洋にかける橋58
  願いと希望63

外部機関の所蔵データほか

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