情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『東宝映画拾年史抄』 【東宝映画, 1942】

会社名

東宝映画株式会社

書誌事項

東宝映画拾年史抄 / 東宝映画株式会社編
 東京 : 東宝映画, 1942.09
 [264]p(図版共) ; 30cm
 注記: 表紙のタイトル: 東宝映画十年史抄 2602 ; 編集者: 東宝映画株式会社岩下一郎 ; 印刷: 共同印刷 ; 非売品 ; 縦組み ; 裏表紙に東宝マークの型押し ; 前身の写真化学研究所の英文名称はPhoto Chemical Laboratory

外部機関の所蔵データほか

Webcat / Worldcat 1,2 / NDL Search (β) / Webcat Plus / Googleブックス 1,2,3

社史紹介

記録映画撮影や録音請負等の事業で1932年(昭7)発足した(株)写真化学研究所の植村泰二・大橋武雄らは、劇映画製作の(株)ピー・シー・エル映画製作所を1933年(昭8)設立。同社は(株)東京宝塚劇場及び京都の(株)ゼー・オー・スタヂオと共に、制作映画の配給会社として1936年(昭11)東宝映画配給(株)を設立する。1937年(昭12)臨戦体制の中で写真化学研究所、ピー・シー・エル映画製作所、ゼー・オー・スタヂオ、東宝映画配給の4社は合併し、東宝映画(株)が誕生。渋沢秀雄(しぶさわ・ひでお、1892-1984)は監査役、渋沢同族(株)渋沢敬三(しぶさわ・けいぞう、1896-1963)は株主。
写真化学研究所発足からの10年史は制作映画の場面や俳優の写真、沿革、現況、回顧録、年表、劇映画364本の作品目録等からなり、前身4社の沿革にも触れている。
[1943年(昭18)東京宝塚劇場に合併し、東宝(株)と改称]

参考リンク

  • 会社の沿革
    〔会社情報 - 東宝WEB SITE〕
    http://www.toho.co.jp/toho_ir/company/history.html

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。