書誌事項
渋沢研究. 創刊号- / 渋沢研究会編.
東京 : 渋沢史料館, 1990-
冊 ; 26cm
注記: 並列タイトル: The journal of Shibusawa studies ; 刊行頻度の変更: 年2回(創刊号-第4号)→年刊(第5号-) ; ISSN: 0917-8619
解題
渋沢栄一(1840-1931)が生涯に行った幅広い活動を多方面から実証的に研究し、渋沢の今日的意義を再評価することを目的に、1989年(平成元)渋沢研究会が発足。これは調査研究のためしばしば渋沢史料館を訪れた研究者と、渋沢史料館研究員・学芸員が中心となって組織したもの。年10回ほど開催される研究会の研究成果等を発表する場として1990年(平成2)に創刊されたのが、『渋沢研究』である。第4号(1991)までは年2回刊、以降年刊で刊行されている。
毎号日本語または英語で数本の論文、研究ノート、書評が掲載され、日本語論文には英文サマリーが付されている。第6号(1993)からは「新刊紹介」が加わった。第28号(2016)までの論文は計76本、研究ノートは25本、書評は77本、新刊紹介は49本にのぼる。論文と研究ノート計101本の主題は、太平洋問題調査会をはじめとした渋沢栄一の国際関係事業に関するものが半数以上あり、著者は67人で海外からの英文寄稿も多く、近年の渋沢研究のグローバル化を反映しているといえよう。第3号(1991)は「渋沢栄一生誕150年記念シンポジウム特集」として刊行。また第28号は渋沢研究会例会200回を記念して開催された「大正期の渋沢栄一・再考」シンポジウムを特集したもの。毎号「渋沢研究会の動向」記事も掲載され、「編集後記」と合わせて研究会の様子を伝えている。なお第28号の山岡道男「太平洋問題調査会と渋沢」には、第1回から200回までの研究会テーマと、全6回のシンポジウムのプログラム一覧が掲載されている。また第27号の木村昌人による研究ノート「渋沢栄一研究のグローバル化 : 合本主義・『論語と算盤』」では、研究テーマの広がりの背景と課題が論じられている。
書影
左:創刊号、右:第28号
バックナンバー概要
号 | 発行年月 | 目次 |
---|---|---|
1 | 1990.03 | リンク |
2 | 1990.10 | リンク |
3 | 1991.03 | リンク |
4 | 1991.10 | リンク |
5 | 1992.10 | リンク |
6 | 1993.10 | リンク |
7 | 1994.10 | リンク |
8 | 1995.10 | リンク |
9 | 1996.10 | リンク |
10 | 1997.10 | リンク |
11 | 1998.10 | リンク |
12 | 1999.10 | リンク |
13 | 2000.10 | リンク |
14 | 2001.10 | リンク |
15 | 2002.10 | リンク |
16 | 2003.10 | リンク |
17 | 2004.10 | リンク |
18 | 2006.01 | リンク |
19 | 2007.01 | リンク |
20 | 2008.01 | リンク |
21 | 2009.01 | リンク |
22 | 2010.01 | リンク |
23 | 2011.01 | リンク |
24 | 2012.01 | リンク |
25 | 2013.01 | リンク |
26 | 2014.01 | リンク |
27 | 2015.01 | リンク |
28 | 2016.01 | リンク |
29 | 2017.01 | リンク |
30 | 2018.01 | リンク |
31 | 2019.01 | リンク |
32 | 2020.01 | リンク |
外部機関の所蔵データほか
NDL-OPAC / CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2
参考リンク
- 渋沢研究
〔渋沢史料館|公益財団法人 渋沢栄一記念財団〕
https://www.shibusawa.or.jp/museum/workshop/study/index.html
更新履歴
2017.04.13:「バックナンバー概要」に第29号へのリンクを追加
2018.04.27:「バックナンバー概要」に第30号へのリンクを追加
2020.03.07:「バックナンバー概要」に第31号へのリンクを追加
2020.04.15:「バックナンバー概要」に第32号へのリンクを追加