情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

最近の #渋沢栄一 関連情報から(2022.08.10)

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  • 日本企業のESGに対する世界の投資家のパーセプション | 進化する組織
    〔ダイヤモンド・オンライン - 2022年8月4日〕
    https://diamond.jp/articles/-/307019
  • 父は元銀行役員! いとうあさこ52歳が金融界で密かな話題を呼んでいる理由
    〔文春オンライン - 2022年8月7日〕
    https://bunshun.jp/articles/-/55961
     

DH 2022 Tokyoで「渋沢栄一フォトグラフ」に関する研究発表がありました

 2022年7月25日(月)~29日(金)、「DH 2022 Tokyo(Digital Humanities 2022年次大会)」において、「渋沢栄一フォトグラフ」に関する研究発表がありました。「フォトグラフ」の開発を担当した橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館 准教授)による、協調学習を意図した同サイトへの市民参加の状況と分析、今後の課題についての発表です。
 DH 2022は、アジアで初開催となったAlliance of Digital Humanities Organizations (ADHO) の年次大会で、世界におけるデジタル・ヒューマニティーズ分野の、最先端の研究成果の発表の場となっています。当初東京での現地開催が予定されていましたが、Covid-19感染対策と世界中の参加者に平等で安全な機会を提供するために、完全オンラインに変更され開催されました。
 「渋沢栄一フォトグラフ」は、令和3(2021)年度国立歴史民俗博物館総合資料学奨励研究「市民参加型プラットフォームによる写真資料のデータ構築と活用」の研究成果として、2021年12月11日(土)にβ版を公開し、2022年3月16日(水)に正式公開を開始しています。『渋沢栄一伝記資料』別巻第10の閲覧と、同書に掲載された渋沢栄一関連の写真約700点を対象に、さまざまな情報の付与が可能です。皆様も、是非ご参加ください。

  • DH 2022 Tokyo
    https://dh2022.adho.org/
  • Short Presentations 1-04 ; Hashimoto, Yuta; Kim, Boyoung; Nakamura, Satoru; Kokaze, Naoki; Inoue, Sayaka; Shigehara, Toru; Nagasaki, Kiyonori, "Crowdsourcing as Collaborative Learning: A Participatory Annotation Project for the Photographic Materials of Shibusawa Eiichi"
    [橋本雄太, 金甫栄, 中村覚, 小風尚樹, 井上さやか, 茂原暢, 永崎研宣「協調学習としてのクラウドソーシング : 渋沢栄一写真資料の参加型アノテーションプロジェクト」]
    https://dh2022.adho.org/program/presentations
  • 渋沢栄一フォトグラフ
    https://denkiphoto.shibusawa.or.jp/

関連エントリー

関連リンク

『人文学のためのテキストデータ構築入門 : TEIガイドラインに準拠した取り組みにむけて』【文学通信, 2022.07】

書誌事項

人文学のためのテキストデータ構築入門 : TEIガイドラインに準拠した取り組みにむけて / 人文情報学研究所監修, 石田友梨, 大向一輝, 小風綾乃, 永崎研宣, 宮川創, 渡邉要一郞編
 東京 : 文学通信, 2022.07
 [424]p ; 26cm
  ISBN: 9784909658845

解題

 人文学研究におけるテキストデータの効果的な蓄積・共有・継承のための、TEI(Text Encoding Initiative)ガイドラインによるテキストデータ構築の入門書。日本語文化圏初のハンドブック。TEIガイドラインを詳しく知るための概説編、実際にテキストデータ構築をおこなうための実践編、TEIガイドラインを用いてテキスト構築に取り組んでいる事例を紹介する事例編からなる。
 渋沢栄一記念財団が人文情報学の研究者とともに、令和2(2020)年度国立歴史民俗博物館総合資料学奨励研究「TEIを用いた『渋沢栄一伝記資料』テキストデータの再構築と活用」において取り組んだ、『渋沢栄一伝記資料』別巻第1, 第2のテキストデータの構造化と「渋沢栄一ダイアリー」の公開について、事例編で紹介している。

書影

人文学のためのテキストデータ構築入門

目次

項目ページ
目次3
はじめに:人文学のためのテキストデータ構築 / 永崎研宣8
第1部 概説編[11]
 第1章 人文学のためのテキストデータの構築とは / 永崎研宣12
 第2章 日本におけるテキストデータ構築の歴史 / 永崎研宣34
   TEI活用の事例紹介(1) BNC(British National Corpus)- 言語コーパス / 永崎研宣47
  COLUMN 1  TEIガイドラインで自分の資料を作り始めるには / 永崎研宣48
   TEI活用の事例紹介(2) The Folger Shakespeare - 戯曲の構造的記述 / 永崎研宣54
第2部 実践編[55]
 第1章 Transkribusによる手書きテキスト資料の自動翻刻 / 宮川創56
 第2章 Transkribus実践レポート:100年分のフランス語議事録翻刻プロジェクト / 小風綾乃110
 第3章 TEIガイドラインとは / 永崎研宣128
   TEI活用の事例紹介(3) TEI by Example - 学習ツール / 永崎研宣137
 第4章 実践演習:漱石書簡を用いたTEIによるテキスト構造化入門 / James Cummings原作, 永崎研宣翻案138
   TEI活用の事例紹介(4) FAUST EDITION - 学術編集版 / 永崎研宣142
 第5章 利活用演習:TEI準拠テキストの活用方法 / 永崎研宣180
  COLUMN 2  TEI協会 東アジア/日本語分科会の活動 / 永崎研宣199
   TEI活用の事例紹介(5) Cambridge Digital Library - 詳細な書誌情報と版面画像から全文テキストまで / 永崎研宣204
第3部 事例編:テキストデータ構築の最新事情(1)[205]
 第1章 日本古辞書のTEI符号化 / 岡田一祐206
   TEI活用の事例紹介(6) Vincent van Gogh The Letters - 書簡のマークアップ / 永崎研宣241
 第2章 TEIを用いた『渋沢栄一伝記資料』テキストデータの再構築:「渋沢栄一ダイアリー」公開まで / 金甫榮, 井上さやか242
 第3章  TEIとRDFを用いた財務史料の構造化:古代日本・近世スペイン・近代イギリスを事例に / 小風尚樹260
 第4章 TEIデータの可視化方法と事例紹介 / 中村覚282
 第5章 Transkribusを用いたTEIの人名タグ付きテキストの機械学習による自動人名抽出:ジャアファル・ブン・イドリース・カッターニー『目録』を例に / 石田友梨302
  COLUMN 3  TEIにおけるセマンティック記述と<standOff> / 小川潤309
第4部 事例編:テキストデータ構築の最新事情(2)[315]
 第1章 大正新修大蔵経TEI化に関する概略 / 渡邉要一郎316
 第2章 日本仏教における研究成果のマークアップ:日本天台の文献研究に着目して / 矢島正豊349
 第3章 禅籍の構造とTEIマークアップ:T2591義雲和尚語録を例として / 佐久間祐惟354
 第4章 大正新修大蔵経テキストのTEI構造化における「私的パラグラフ」の設定 / 井野雅文362
 第5章 『續一切経音義』を通じた外字と割注の課題 / 王一凡368
 第6章 知識グラフを表現する:『愚禿鈔』のマークアップを例として / 左藤仁宏379
 第7章 大正新脩大蔵経TEI化作業の中国古典籍への援用 / 片倉峻平393
  COLUMN 4  著作権法改正で Google Booksのような検索サイトを作れるようになる? / 南亮一400
あとがき / 永崎研宣, 大向一輝409
 用語タグ索引412
 XMLタグ索引414
 用語解説416
 編者&執筆者一覧419

関連エントリー

参考リンク

「情報資源センターだより」更新

 2022年7月29日(金)、渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』2022年8月号(881号)に掲載した「情報資源センターだより」をウェブサイトで公開いたしました。

 国立国会図書館が本年5月より開始した「個人向けデジタル化資料送信サービス」とサービス開始に伴い、利用の幅が拡がった渋沢栄一関連文献について紹介しました。上記記事をご一読いただき、新たな渋沢栄一の世界をご堪能いただけましたら幸いです。
 

第11期『論語と算盤』オンライン読書会(渋沢栄一記念財団 研究センター)開催のお知らせ

 公益財団法人渋沢栄一記念財団研究センターでは、2022年9月から2023年2月にかけて第11期『論語と算盤』オンライン読書会を開催いたします。

*『論語と算盤』読書会は、定員に達したため申込の受付を終了いたします。(2022.08.30)
講師 : 守屋淳(作家)
形式 : オンライン(オンライン会議アプリZoomを使用)
期間 : 2022年9月~2023年2月
実施日 : 毎月第2土曜日
    9/10、10/8、11/12、12/10、1/14、2/11(ディスカッションは全5回、2/11は講義)
時間 : 14:00~16:00
参加費 : 1,500円(全6回分、テキスト代含む)
定員 : 30名(お申込み多数の場合は選考を実施いたします)
参加条件 : ディスカッションを円滑に進めるため、全6回全ての回に参加できる方
締切 : 2022年8月29日(月)
 渋沢栄一記念財団では2011年から『論語と算盤』の読書会を開催しています。本読書会は、『論語と算盤』(1916年初版)をテキストに全10章の内容を毎月2章ずつ読み進めディスカッションを行います。終了時には、参加者一人一人がアドバイザーとなって『論語と算盤』の読書会を開けるよう、仕事や経営、教育、研究、生涯学習、地域活動など様々な場面で活かしていくことが目標です。

 詳しい内容や申込方法はリンク先をご覧下さい。みなさまのご参加をお待ちしております。
 

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その169)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

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